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棘のない京畿道産バラ、海外で大人気

Posted February. 14, 2014 03:01,   

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京畿道(キョンギド)農業技術院が開発した棘のないバラ「ディープパープル」(Deep Purple=写真)が、世界市場での販売開始から2年間で、100万株以上も売られる大成功を収めている。ディープパープルは、ピンクの花びらに、端の部分が濃いピンクとなっており、幹にとげがなく、太くて長い上、花の寿命も長いのが特徴だ。

13日、京畿道農業技術院によると、ディープパープルは11年、発売初年度に4万9900株を販売したのに続き、12年は42万3625株、13年は103万3058株を販売し、20倍以上の成長を記録した。海外での販売増加を受け、農業技術院が手にするロイヤルティーも伸び、初年度の2万9000ドルあまり(約3000万ウォン)から、昨年は61万ドルあまり(約6億1000万ウォン)を記録した。

京畿道が、海外向けに輸出する薔薇4品種のうち、ディープパープルの人気は独歩的だ。ディープパープルは、12年9月、ロシアのモスクワで開かれた国際花卉博覧会・品種競演大会で、グランプリを受賞するほど、最初から、世界の花卉市場から注目を集めた。一方、真っ先に海外向け輸出を開始したグリーンビューティ(Green Beauty)は、09〜12年に、21万7000株、ロックファイア(Rock Fire)は、10万3500株、アイスベア(Ice Bear)は3万490株、シルバーシャドー(Silver Shadow)は1万6180株の販売に止まっている。

これまで、京畿道農業技術院で開発した薔薇は、計46品種。世界の17ヵ国に、187万株の苗木を売った。京畿道農業技術院・園芸産業研究科のイ・ヨンスン・チーム長は、「世界の薔薇市場は12兆ウォン規模であり、そのうち、棘のない薔薇市場は、約10%を占めている」とし、「京畿道産の棘のない薔薇は、0.1%の市場シェアで、今は初歩的段階だが、今後、シェアを伸ばしていくだろうと期待されている」と話した。