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イ・セドルVS古力、世紀の対局「10番棋」が26日北京で開幕

イ・セドルVS古力、世紀の対局「10番棋」が26日北京で開幕

Posted January. 22, 2014 03:17,   

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二人はライバルでありながら親友の仲だ。10年以上、最高の座をめぐって34度対戦し、今は知音になった。時々お酒も一緒に飲む。1983年生まれの同い年のイ・セドル9段と古九(クーリー)9段。30歳を越えて絶頂からやや外れたものの、またも避けられない勝負の前に立ち会った。他ならぬ10番棋(10番勝負)だ。

26日、中国北京での第1局を皮切りに、毎月中国全土を回りながら対局する。第4局は韓国で行われる。勝者独占。先に6勝を収める棋士が500万人民元(約8億7900万ウォン)を手に入れる。負けた方は旅費の名目で20万人民元(約3500万ウォン)だけをもらう。

両棋士が初めて対戦したのは、04年6月、貴州省で行われた甲級リーグでのことだった。当時、イ・セドルは富士通杯を2連覇しLG杯など世界大会で3勝を収めていて、古力は天元戦2連覇の中国ランキング1位だった。甲級リーグに初進出したイ・セドルは、2敗を喫してから古力と顔を合わせた。結果は、イ・セドルの敗北。

二人は同年11月、三星(サムスン)火災杯の準決勝戦3番棋で再会した。第1局をイ・セドルがものにして雪辱した。第2局は古力が、第3局はイ・セドルが勝った。総合戦績2対1でイ・セドルが決勝に勝ち進んだ。古力は、それまでに3番棋の勝負で9回連続して勝っていた。古力はその日の夜、暗い部屋で数時間も何も言わなかったという。同年、イ・セドルは三星火災杯でも優勝した。

二人はこれまで、公式的に34回対戦している。公式戦では古力(17勝1分け16敗)が、非公式戦まで入れるとイ・セドル(18勝1分け17敗)がリードしている。1引き分けは昨年生じた4劫の引き分けだ。二人は、1対1、2対2、4対4、6対6、8対8、9対9、11対11、12対12、13対13、14対14と、合わせて12回も同率を記録して名勝負を演じた。

イ・セドルは、12年の三星火災杯決勝戦で「(古九と顔を合わせると)勝ちたいという気持ちよりは心が弾んで嬉しい」と言い、古九は「イ・セドルとは60歳まで100回ぐらい碁を打ちたい」と話している。その二人が、今大きな勝負を控えて、息を整えている。イ・セドルは最近振るわないが、今年再び浮上すると、ファンは信じている。