Go to contents

7・30再選挙・補欠選挙、10選挙区以上で実施か

7・30再選挙・補欠選挙、10選挙区以上で実施か

Posted January. 17, 2014 03:03,   

한국어

今年7月30日に実施される再選挙・補欠選挙が大掛かりの選挙になりそうだ。国会議員らが次々と当選無効刑が確定している上、6月4日の地方選挙を控えて、自治体首長を狙って次々と国会議員を辞退する状況が予想されるからだ。

●現役議員3人が議員職喪失

最高裁判所は16日、与党セヌリ党の李在暎(イ・ジェヨン=58・京畿道平澤乙)、野党民主統合党(民主党)の申長容(シン・ジャンヨン=51・京畿道水原乙)、無所属の玄永姫(ヒョン・ヨンヒ=63・女)に対する上告審で当選無効刑が確定した。3人は、それぞれ懲役1年に執行猶予2年と罰金700万ウォン、罰金300万ウォン、懲役1年6ヵ月に執行猶予2年と追徴金4800万ウォンが確定し、いずれも議員職を喪失した。

李議員は子供の名義で融資を受けた7300万ウォンを、選挙管理委員会に登録しなかった事務関係者やボランティアたちに手当てとして提供し、選挙区有権者らにお祝儀や野遊会への賛助金などで計465万ウォンを寄付したり、寄付を指示した。玄議員は、候補公認のために働きかけをしてくれた見返りとして元セヌリ党釜山(プサン)支部広報委員長のチョ・ギムン氏にカネを渡した。申議員は、故郷の後輩に体育関係者らへの選挙運動を依頼して400万ウォンを渡した。

セヌリ党の朴徳欽(パク・ドクフム)議員(61=忠清北道報恩・沃川・永同)と尹永碩(ユン・ヨンソク)議員(50=慶尚南道陽山)は無罪が確定した。朴議員は、総選挙後に自身の運転手をしていた人に見返りとして1億ウォンを渡した罪に問われて起訴された。尹議員はセヌリ党の候補公認で計らいをしてくれる見返りで3億ウォンを渡すと約束した罪だ。

全国比例代表の玄永姫議員がセヌリ党を離党した後に議員職を喪失し、2012年の総選挙でセヌリ党の比例代表候補で27番だった「もう一人の子供を持つ運動連合会」会長の朴允玉(パク・ユンオク)氏が議員職を受け継ぐことになる。この日の確定判決で、セヌリ党の議席数は155席を維持したが、民主党は126席へと1議席が減った。

●政治地図に変化か、神経尖らせる与野党

現在、7月に再選挙・補欠選挙が実施されることが確定した地域は、同日に最高裁で刑が確定したセヌリ党の李 李在暎前議員の選挙区である京畿道平澤(キョンギド・ピョンテク)乙と民主党の申長容前議員の京畿道水原(スウォン)乙の2ヵ所だ。だが、セヌリ党の鄭斗彦(チョン・ドゥオン)前議員(ソウル西大門乙)、安徳壽(アン・ドクス)議員(仁川市西・江華乙)、成完鍾(ソン・ワンジョン)議員(忠清南道瑞山・泰安)と、民主党の崔元植(チェ・ウォンシク)議員(仁川市桂陽乙)、鞖奇雲(ペ・ギウン)議員(全羅南道羅州)の5人は、2審でも当選無効刑を言い渡され、最高裁の確定判決を待っている。

安議員と崔議員は23日に判決公判が予定されている。またセヌリ党の尹鎮植(ユン・ジンシク)議員(忠清北道忠州)、統合進歩党の金先東(キム・ソンドン)議員(全羅南道順天・谷成)も1審で当選無効刑を言い渡され、控訴審が進行中だが、場合によっては7月の再選挙・補欠選挙にこれらの選挙区も含まれる可能性がある。7月の選挙は、6月30日まで事由が確定する地域で実施される。

これに6月4日の地方選挙で、京畿道、全羅南道、忠清南道の知事と、釜山(プサン)、光州(クァンジュ)、仁川の市長選挙に現役の国会議員らが立候補すると見られており、7月の再選挙・補欠選挙は10を超える選挙区で実施される見通しだ。

再選挙・補欠選挙が首都圏と忠清道の多くの選挙区で実施される可能性が高まったことを受け、与野党も対応を急いでいる。今回の選挙が全国レベルのミニ総選挙として行われる場合、朴槿恵(パク・クンヘ)政府の中間評価としての性格を帯びることになるからだ。

選挙結果次第では、政治地図が大きく変わる可能性もある。安哲秀(アン・チョルス)新党が今回の選挙で注目すべき結果を出す場合、政局は3党体制へと切り替わるからだ。また、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)元民主党代表と呉世勲(オ・セフン)前ソウル市長らの出馬説が絶えないことから、各党の内部の権力構造に変化が起きる可能性を占う向きもある。