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離散家族の面会を拒否した北朝鮮、南北関係の改善は空言か

離散家族の面会を拒否した北朝鮮、南北関係の改善は空言か

Posted January. 10, 2014 04:05,   

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朴槿恵(バク・グンへ)大統領が6日、新年の記者会見で提案した正月を控えての離散家族の面会が、北朝鮮の拒否で白紙化された。北朝鮮は4日間沈黙を守り、昨日、韓国側のせいにしながら、実務接触を拒否する通知文を送ってきた。家族を会うチャンスを首を長くして待っている離散家族らの胸に釘を刺すことだ。北朝鮮は昨年9月、離散家族の面会を、行事4日前に一方的にキャンセルしたのに続き、今回の提案も拒否し、南北に分かれている家族の再会は当面、難しい見通しだ。

北朝鮮は、韓国の軍事演習や朴大統領の新年の記者会見などを問題にし、離散家族の面会を政治・軍事的問題に結びつけた。通知文に、「よい季節に対面することができるだろう」という内容はあるものの、現在のような南北間の緊張状況では、離散家族の面会に応じないという意志が強く見受けられる。韓国と米国海兵隊は、今年3月末、8000人あまりが参加する合同上陸訓練計画を、最近確定した。毎年実施する韓米合同軍事演習を理由に、離散家族の面会を拒否するのは、理由無き言いがかりだ。冬場は、北朝鮮もさまざまな軍事演習を行う。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)は1日の新年の辞で、「北南(南北)間関係改善に向けた空気を作るべきだ」と主張した。もしやと期待したが、離散家族面会の拒否で、空言であることが明らかになった。統一部が、離散家族の面会と金剛山(キムガンサン)観光とを切り離して対応すると明らかにしたことも、北朝鮮の面会拒否に影響を及ぼしたのだろう。北朝鮮は昨年、韓国側の離散家族面会の提案に、金剛山観光再開会談を一緒に開くべきだと、逆に提案してきた。人道的行事と金稼ぎとを結びつけるのは、非人道的な商売の魂胆だ。

離散家族の面会は、複雑の条件をつけず、優先的に推進しなければならない事業だ。面会申請者の80.1%が、70代以上の高齢層であり、毎年、4000人以上が死亡しており、急を要している。面会申請者12万9035人中、すでに5万6544人が死亡した。

金正恩は8日、誕生日を迎え、元米プロバスケット(NBA)選手のデニス・ロッドマン一行を招待し、米朝親善バスケットボール大会を開いた。エリオット・エンゲル米下院議員は、「ロッドマンの訪朝は、ヒットラーを昼食に招待するのと同様だ」と批判した。叔父の張成澤(チャン・ソンテク)を残酷に処刑してからそれほど経っていないのに、何のこともなかったかのように、鼻輪やイヤリングをしたロッドマンを呼び寄せ、バスケットボールの試合を繰り広げる金正恩。このような指導者が、離散家族の苦痛を理解するだろうと期待するのは、それこそ望めないことだろうか。