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水面下の仲裁で鉄道スト撤回

Posted December. 31, 2013 05:49,   

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30日、鉄道ストが電撃的に撤回された背景には、与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)議員と野党民主党の朴起春(パク・ギチュン)事務総長の「ホットライン」が決定的な役割を果たした。国会国土交通委員会所属の両者は、第18代国会の時、それぞれセヌリ党院内代表、民主党院内首席副代表を務め、親交を深めてきた。

両者の水面下の交渉が行なわれた29日、状況は緊迫した。午前11時20分、民主党のキム・ハンギル代表が朴事務総長を緊急に呼び出し、スト問題を解決するよう指示した。朴事務総長は、地元の釜山(プサン)にいた金議員に電話で「SOS」を送った。当選5回の金議員が交渉相手に適格だと判断したのだ。

「国会の仲裁役」を考えていた金議員も、高速鉄道(KTX)に乗って上京した。朴事務総長は、国土委内の小委構成を前提に鉄道ストを撤回する暫定合意案を作成し、キム・ミョンファン鉄道労組委員長からも確約を取り付けた。午後9時頃、金議員と朴事務総長は、朴事務総長の議員会館事務所(616号室)で3時間ほど細部事項の合意案をまとめた。鉄道発展小委の構成は与野党を同数にし、「鉄道労組は、国会で鉄道発展小委を構成すればストを撤回して職場に復帰する」などの内容だった。

金議員は、崔鍫煥(チェ・ギョンファン)院内代表だけでなく趙源東(チョ・ウォンドン)大統領経済首席秘書官と電話で意見を調整し、朴事務総長は随時キム・ハンギル代表に報告した。午後11時、両者はキム委員長に会うためにソウル中区貞洞(チョンドン)の民主労組本部を訪れ、1時間ほど話し合った。キム委員長は合意案に署名し、両議員は事務所を後にした。最終合意文は今朝、民主党議員総会とセヌリ党最高委員会を経て午前11時に公開された。22時間の交渉ドラマだった。