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共働きの家庭、夫もキッチンに立つべきだ

共働きの家庭、夫もキッチンに立つべきだ

Posted November. 27, 2013 03:55,   

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「ママ、今日会社休めないの?」

演劇は、2人の子供を抱えている平凡な共働き夫婦家庭の大忙しな出勤戦争から始まった。主人公のソンミのママは、朝食の準備や仕事の検討のために忙しいのに、二日酔いの夫を起こし、風邪を引いた子供に、薬を飲ませることまで、気が気でない。ソンミは、母親が結ってくれた髪型や着せてくれた服が気に入らないと、文句を言う。今すぐ、出発してもぎりぎりなのに、遠いところに打ち合わせの場所が変わったという連絡が入ってくる。疲れきった共働き夫婦の一日は、退社後の夫婦喧嘩へと飛び火する。「仕事をやめて、うちで子供の面倒を見ろ」、「どんな思いで入った職場だと思う?共働きしながらでも子育てもうまくできるわよ」という大声が飛び交った後、演劇は幕を閉じる。

24日午後、ソウル中区興仁洞(チュング・フンインドン)のチュンムアートホールのコンベンションホール。働くママのための心理参加演劇「ママ、今日、会社休めないの?」の客席には、休日を迎え、子供や夫と手を取り合って来た夫婦など、70人あまりが集まった。社会的企業「文化芸術教育・ザ・ベフ」が主管したこの公演は、「職場と家庭との両立」という共働き夫婦の永遠な課題を、観客らが直接演劇に参加し、一緒に解決しようという趣旨から設けられた。

50分間の公演が続く間、客席から夫婦らは頭を縦に振ったり、「なるほど」と相槌を打った。演劇が終わった後は、舞台上の家庭が、危機に至るまで、誰かに最大の責任があるかを巡り、その場での投票や討論が行われた。家事や子育てを妻にだけ押し付ける気の利かない夫に、最大の責任があるという意見に、30人が票を投じた。客席からは、「出勤時間の家事は分担し、妻ともっとざっくばらんに悩みを話し合うべきだ」というある出席者のアドバイスが続いた。劇中の妻には、「家事や育児、会社の仕事について、すべて1人で責任を負うべきだと負担を感じたため、憤りがたまり、家庭が破局に向かっているような気がする。夫と子供を信じて、任せる必要もある」という意見が持ち上がった。

ある主婦観客は、舞台の上で、もう1人の「ソンミのママ」の役割を演じて、その場で公演を行った。観客らが出した危機の解決策に基づいて、現場で見直し、ソンミのママが、夫に家事を任すと、客席からは拍手や笑いがどっと起きた。主婦のユ・ジョンミンさん(38)は、「最近、子供らは働くママを持つ子供らと、そうでない子供らとに分かれるといわれているが、子供の友達らも、お互いに自分の子供のように面倒を見たり、配慮することが重要なことに気付いた」と話した。

観客らは公演が終わった後、政府に伝えたい共働き夫婦の苦しみや支援策について書いた。「父親として、ママのつらいこと、娘の悩みを抱えて、愛していきたいとおもいます。男性にも出産休暇や育児休職が必要です」。「託児施設が会社にあるべきです。区立保育所も拡充しなければなりません。放課後、子供たちがさびしがったり、することのないときに行ける信頼できる無料の憩いの場や図書室が、学校の周辺にあればと思います」。「育児でキャリアが断ち切られた主婦が、社会に復帰できる制度的装置が法的に保障されれば、さらによいではないでしょうか」。主催側は客席から出てきたさまざまな意見を集めて、中区区役所の女性家族課に伝えることにした。