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文氏「国民参加型の一本化を」VS安氏「朴候補に勝てる候補を」

文氏「国民参加型の一本化を」VS安氏「朴候補に勝てる候補を」

Posted November. 14, 2012 08:34,   

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野党民主統合党(民主党)の文在寅(ムン・ジェイン)候補と無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補両陣営の交渉チームが13日、初めての会合を開き、一本化ルールの交渉に入った。

両者は同日午前、ソウル鍾路区通義洞(チョンノク・トンウィドン)のあるギャラリーで会い、約40分間「探索戦」を繰り広げた。冒頭、文候補側の朴映宣(パク・ヨンソン)チーム長が「国民が参加する一本化」を強調すると、安候補側の趙光熙(チョ・グァンヒ)チーム長は「朴槿恵(パク・クンヘ)候補に勝つ一本化に向けて努力する」と応酬した。互いに3人ずつ参加した6人の交渉団は、午後2時に交渉を再開し、非公開での協議を続けた。

●世論調査の質問項目の設計方式が焦点に

世論調査の質問項目の設計方式は、双方が最も激しく対立する部分だ。質問項目の順序や質問の内容によって結果が全く変わるためだ。リサーチ・アンド・リサーチ(R&R)の調査結果はこれを端的に物語る。

6〜8日の調査で、「競争力の面で誰が野党の大統領候補になるべきか」という質問では、文候補(44.6%)が安候補(34.7%)より9.9ポイント高かった。しかし、9〜11日、「次の候補が野党の統一候補なら、大統領選挙でどうするか」と質問すると、「必ず安候補に投票する」という回答が35.7%で、「必ず文候補に投票する」は24.3%となり、安候補が11.4ポイント高かった。

結局、誰になるべきかという「判断」を問う質問には文候補が、大統領選挙でどうするかという「行動」を問う質問には安候補が有利ということだ。「組織の文在寅」が野党の統一候補になる可能性が高いと見るが、「変化の安哲秀」が統一候補になってほしいという思いが複合的に反映された結果であるようだ。

●新政治宣言、今日にも発表

文候補は13日、国会党代表室で当選3回以上の議員と面談した後、記者団に対し「迅速に、着実に、大胆に進むことが大切だ」と述べ、「度量の大きな交渉」を強調した。しかし参謀の間では、一本化の方式をめぐって神経戦が続いた。文候補陣営の禹相虎(ウ・サンホ)公報団長は、「安候補は『公認権を国民に返す』と発言したことがあるが、大統領候補を決める選挙だけ例外とはならない」と強調した。いかなる形であれ、有権者が直接参加する方式で統一候補が選出されるべきだということだ。

これに対して安候補陣営の琴泰燮(クム・テソプ)状況室長は、ラジオ番組のインタビューで「朴候補の支持者が最も恐れる相手は安候補だ」とし、本番での競争力を強調した。柳敏永(ユ・ミンヨン)報道担当は、「見えない手が一本化に介入しているようだ」と主張した。セヌリ党が文候補で一本化するよう、ある種の工作をしているという疑惑の提起だった。

文候補陣営の李学永(イ・ハクヨン)共同選対委員長がラジオ番組で、「時間がないため、安候補がどのような方式を提示しても受け入れざるを得ない状況だ」と譲歩を示唆する発言をし、民主党が鎮火に乗り出すというハプニングも起こった。文陣営の陳聲準(チン・ソンジュン)報道担当は、記者会見で「安候補陣営の要求をすべて受け入れるという意味ではなく、時間がないという意味で出た発言だ」と説明した。李穆熙(イ・モクヒ)企画本部長も、東亜(トンア)日報の電話取材に対して「(李委員長の発言は)個人的な考えだ」とクギを刺した。

一本化の最初の関門となっている「新政治共同宣言」は、早ければ14日にもまとまる見通しだ。宣言書の作成がほぼ終了し、双方は「国会議員の定数削減か調整か」などをめぐって最後まで互いに譲らなかったという。政策を調整する経済福祉政策チームと統一外交安保政策チームも、14日午前に交渉を開始する。



irun@donga.com egija@donga.com