北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委副委員長の生母の高英姫(コ・ヨンヒ)を「平壌(ピョンヤン)のお母様」と呼び、偶像化作業に乗り出した。13日付の労働新聞に掲載された朝鮮作家同盟詩文学分科委員会の詩、「永遠な先君の太陽、金正日(キム・ジョンイル)同志」は、現地指導に向かった金総書記を待つ高英姫の姿を描き、「庭を徘徊される平壌のお母様の足音」と表現した。
「平壌のお母様」という呼称は、金正日死亡後初めて登場した。北朝鮮は2002年、軍部を中心に高英姫を「尊敬するお母様」「平壌のお母様」などと呼んでいたが、2004年の高英姫の死去後、中断したとされている。
チョン・ソンジャン世宗(セジョン)研究所首席研究委員は、「高英姫死亡日の5月26日または誕生日の6月16日を契機に公開的に個人崇拝が進められる可能性がある」と予測している。
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