現地時間の1月31日、米ニューヨーク・マンハッタンミッドタウンCBS放送スタジオで使われる「エド・サリヴァン・シアター」前には朝から人でごった返していた。30年の長寿番組であるCBSの看板トークショー「デイヴィッド・レターマンショー」の撮影のため、同日午後ここを訪れる少女時代を一目見ようと集まったファンだった。
少女時代は同日、韓国大衆歌謡であるKポップが世界市場へ広がっていく上で意味のある一歩を踏み出した。韓国歌手としては初めて、米地上波放送のメイントークショーに出演したのはもちろん、米3大全国地上波放送のABC、CBS、NBCのいずれにも登場する。
同日撮影されたCBSのデイヴィッド・レターマンショーは1日0時ごろ放映された。少女時代は番組後半部の「新人歌手ゲスト」コーナーに出演した。MCのレターマンは、「米国でファーストアルバムを発表したとても人気のある韓国のグループだ。米国で全国ネットワークを持つ地上波放送に初デビューすることを歓迎してほしい」と少女時代を紹介した。少女時代は最初、スタジオを埋め尽くした傍聴客の前でやや緊張した様子だったが、その後はライブバンドの演奏に合わせ当地発売曲の「ザ・ボイス」を見事に披露した。この曲は、昨年12月17日米国で発表され、2月4日付けのビルボードワールドアルバムチャート2位につけた。レターマンは公演終了後、韓国語で「ありがとうございました」と少女時代に挨拶をして注目を浴びた。少女時代の出演を決定した音楽担当のPDは、「とても興味深く、斬新なゲストだと思って出演依頼を決めた」と語った。
少女時代は続く1日午前9時半、ABCの代表的なトークショー、「ライブ!ウィズ・ケリー」にも出演した。番組進行役のケリーは、1月31日の予告放送を通じて、「我がトークショーに『少女時代』が出演するという話に、世界中のツイートが届いている」と、熱い反応を紹介した。同日午後はNBCの人気バラエティ番組の「エクストラTV」で少女時代をインタビューする。
ウォールストリートジャーナルは、少女時代のレターマンショー出演を詳しく伝え、米国内で少女時代はもちろん、Kポップの認知度がさらに高くなると分析した。少女時代のメンバー、ジェシカは同紙のインタビューで、「我々は本当に英語で歌うことを望んでおり、9人のビヨンセ(米国の世界的なポップスター)になりたい」と語った。
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