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全米オープン準優勝5回のミケルソン、今年こそ優勝なるか

全米オープン準優勝5回のミケルソン、今年こそ優勝なるか

Posted June. 16, 2011 03:26,   

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フィル・ミケルソン(41=米国)は一時、メジャータイトルのない最も偉大なゴルファと呼ばれた。大きな舞台で度胸がないと言われてきたが、04年、47番目のメジャー挑戦の末、優勝トロフィを手にした。しかし、まだまだ胸中には課題が残っている。ほかならぬ全米オープンジンクス。昨年まで20戦全敗。準優勝だけ歴代最多の5度を記録した。ミケルソンに「後1勝だけできるとしたら、どの大会を選びたいか」と質問したら、その答えは決まっているだろう。

今年全米オープンが開幕する16日は自分の誕生日ということもあり、ナショナルタイトルに向けられたミケルソンの情熱は、さらに目立っている。米メリーランド州・コングレッショナルCC(パー70)で大会を主管する米国ゴルフ協会は、ミケルソンをロリー・マキロイ(北アイルランド)、ダスティン・ジョンソン(米国)と同じ組にした。この3人は「悲運の三銃士」と呼ばれるに値する。「ヤングガン」マキロイは、4月、マスターズで単独首位でスタートした最終ラウンドで、80打で崩れた。ジョンソンは昨年、全米オープンで3ラウンドを首位でフィニッシュした後、最終日に82打と惨敗した。

挫折と失望を、ミケルソンは同伴者の数倍は覚えてきただろう。メジャー大会で4勝を収めたミケルソンは、これまで全米オープン最終日の終盤に、決まって決定的なミスで優勝を逃した。1999年、ペイン・スチュアートが18番ホールで4.5メートルのパー・パットを成功させ、1打差で準優勝にとどまったのが始まりだった。04年、16番ホールまでは首位だったが、17番ホールでカップまで1.8メートルを残し、まさかの3パットでダブル・ボギーを叩いてしまい、レティーフ・グーセンにトロフィを譲った。06年、ミケルソンは1打差の首位だった18番ホールで、無謀な攻略の末、ダブルボギーで優勝を逃した後、「本当にばかばかしい」と嘆いた。09年にも15、17番ホールボギーで優勝争いから脱落した。

2週前、ミケルソンはメモリアル大会を14位タイで終え、「今年に入って最高のショット感覚だった」と自信を示した。今大会のために、2番アイアンを新しい武器として準備した。フェアウェーから外れたら、長いラフに落ち1打を損する覚悟をしなければならない。そのためティーショットの精度を高める目的で使う他、長いパー4のセカンドショットで使える。

「子どもの時から全米オープンの優勝を夢見た」と言うミケルソンは、悪夢から抜け出し喜びを味わうことができるだろうか。



kjs0123@donga.com