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慶尚道、新空港白紙化の可能性に反発

Posted March. 29, 2011 10:12,   

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政府は、東南圏新空港に経済効果がないという最終結論が出た場合の代案作りに頭を悩ませている。政府高官は28日、「(白紙化の場合)政治的な負担は大きいが、そのような負担を負わないために政治的な判断をすることはないだろう」とし、「専門家の客観的で、透明性のある分析に基づき、結論付けられるだろう」と話した。

また、他の関係者は、東南圏新空港事業の白紙化による代案について、「一部では数兆ウォンをかけ、金海(キムヘ)空港を早速『拡張』する案が提起されているが、それよりは空港需要を見極めつつ金海空港を『補完』し、利用する方向への可能性が高い。25年までには、金海空港だけでも航空需要をカバーできる」と話した。

一方、東南圏新空港が白紙化になる可能性が大きいというマスコミの報道に対し、慶尚道(キョンサンド)地域の5つの広域自治体は、「公式発表でないだけに評価結果を落ち着いて待つべきだ」としながらも、「もし、白紙化になった場合、政府と国民、首都圏と地方は、関係を断絶する羽目になるといった極端な事態になりかねない」と指摘した。

慶尚道の自治体は、「加鄹島(カドクド)であれ、密陽(ミルヤン)であれ、東南圏新空港は経済性の論理ではなく、地方発展のために進められるべきであり、切羽詰った生存権の問題だ」と主張した。

政界は、この問題について極度に言葉を控えた。新空港の立地として、慶尚南道密陽(キョンサンナムド・ミルヤン)を支持してきた大邱(テグ)地域の議員は、同日、緊急の会合を開き、「新空港事業の白紙化に強く反対する」という意見を示した。釜山(プサン)の加鄹島を支持してきた釜山地域の議員らは、評価結果が出た後、対応に乗り出すという態度だ。

一方、国土海洋部が専門家で立ち上げた立地評価団は、同日、合宿場所に召集され、最終評価のための事前の準備作業に着手した。評価団は、空港運営、経済性、社会・環境の3つの評価分野に9人ずつで構成している。評価団は同日、過去の国土研究院の用役結果を含めた各種資料を評価委から受け取った。評価団は29日の正午12時から慶南密陽と釜山加鄹島を訪問し、自治体の説明を聞く予定だ。



yongari@donga.com leon@donga.com