Go to contents

戻ってきた「申貞娥スキャンダル」

Posted March. 23, 2011 08:36,   

한국어

米エール大学の学歴偽造や卞良均(ピョン・ヤンギュン)元大統領府政策室長とのスキャンダルなどで07年、世間を騒がした申貞娥(シン・ジョンア)氏(39、写真)は22日に発売した自伝的エッセー『4001』の中で、自分は故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とも知り合いであり、鄭雲燦(チョン・ウンチャン)元首相から、ソウル大学教授ポストの提案を受けたと主張した。申氏は当時、事件にまつわるエピソードを披露し、政界や学界、文化界、マスコミ関係者の実名を取り上げ、波紋が予想される。

申氏は盧前大統領について、「母方の祖母の紹介で、盧大統領がいきなり、自分に会いたいといってきた」と主張した。同本によると、盧前大統領は、申氏に側近である某議員を紹介し、米ドラマ『ウェストウィング』を見るように勧めたこともある。学歴偽造事件が明るみに出た後の状況について、申氏は、「私がソウルに帰国しようとすると、盧大統領は自分の帰国に反対した」と記した。

鄭元首相とはソウル大学総長時代に縁ができ、「鄭総長に始めて会ったのは05年初夏のことだった。鄭総長は、美術史の教授任用と同時に(私に)美術館を任せたいともいった」と記した。氏は、鄭元首相は、自分に対し、異性の感情を持って近づいたと主張した。本の中で申氏はまた、美術界の関係者らとの飲み会で、ある日刊紙の記者が自分に対しセクハラを行ったことも公開した。

申氏は、事件の引き金となった学歴偽造について、「論文を作成し学位を取る過程で、米国のブローカーを雇い任せたが、彼が偽造しただけで、自分が直接論文を盗作したり学位を偽造したことはない」と主張した。

申氏は、卞室長との不適切な関係について詳しく述べた後、「卞室長の働きかけにより、複数の企業から後援金を受けた」という当時の疑惑と関連し、「関係者の紹介を受けたことはあるものの、働きかけたことはない」と主張した。



gold@donga.com