野党民主党は、17、18日に予定された国会人事聴聞会までに、文化体育観光部長官に内定した鄭柄国(チョン・ビョングク)氏や知識経済部長官内定の崔重卿(チェ・ジュンギョン)氏に対し、さらなる疑惑を提起する考えだ。朴智元(パク・チウォン)院内代表は13日、政策議員総会で、「奮起し(疑惑提起を)もう1件やろう」と呼びかけた。
盧英敏(ノ・ヨンミン)議員は、崔氏の夫人の土地投機疑惑を提起した。崔氏の夫人が88年9月、姉と共に忠清北道清原郡(チュンチョンプクト・チョンウォングン)の林野1万6562平方メートルを4900万ウォンで購入したが、3ヵ月後、国土利用計画が変更され、該当の土地が土地取引許可区域に指定された。このことにより、92年に少なくとも、2億8700万ウォンの補償金を受けるなど、4年で6倍の収益を得たという主張だ。
崔氏側は、「清原郡の林野は、88年9月に妻の実家の先祖の墓を作る目的で購入した。土地を購入する前に工業用地地区(87年)に指定され、地価がすでに上昇した状態だった。88年12月、国土利用計画の変更告示は、工業用地地区指定の後続措置にすぎない。購入価格は、資料の紛失などで正確には分からないが、公示地価の4900万ウォンよりも高かった」と反論した。
同党の徐甲源(ソ・カプウォン)議員は、「鄭氏が09年、自らが所有する京畿道楊平郡介軍面(キョンギド・ヤンピョングン・ケグンミョン)の林野(8431平方メートル)の一部(800平方メートル)が道路に編入され、補償金7234万ウォンを受け取ったが、国会公報に該当林野全体の財産価格を4966万ウォンと申告した」とし、財産縮小申告疑惑を指摘した。また、徐議員は、「07年11月、鄭氏の夫人が父親への債務1億5000万ウォンで、借用証に利子や返済日の表記がなかった。借用証も夫人が直接作成したもので、不法贈与の疑惑がある」と主張した。
全賢姫(チョン・ヒョンヒ)院内報道担当は、論評で、「鄭氏は07〜09年、高校生の息子を年間の学費だけで、8000万ウォンものスイスの名門学校に留学させた。スイスは物価が非常に高い。留学費用の調達、留学送金の方法などについての説明が必要だ」と主張した。鄭氏側は、「学費は学校から奨学金を受けた。寮費と生活費だけがかかった」と説明した。
一方、全報道担当は、27日に国会人事聴聞会が予定された朴漢徹(パク・ハンチョル)憲法裁判官候補に対し、「10年9月から今月6日まで、大手法律会社に勤めた4ヵ月間で、約4億4000万ウォン財産が増加した。法曹界の慢性的な問題として提起される前官待遇だ」と主張した。
政府が国会に提出した人事聴聞要請案によると、朴氏は現在、11年式エクス乗用車1億400万ウォン、預金9億800万ウォンなど、11億6900万ウォンの財産を申告し、検察退職時の7億2900万ウォンより、財産が4億4000万ウォンに増えた。朴氏は、「増加額のうち約1億ウォンは、検察からの退職金で、乗用車は法律会社で業務用として受けたものだ。法律会社が法人でない組合形態のため、私の個人名義で登録したものだ」と説明した。
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