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安東で、またもや口蹄疫疑いの届け出

Posted December. 02, 2010 03:08,   

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先月30日、慶尚北道英陽郡日月面(キョンサンブクド・ヨンヤングン・イルウォルミョン)の韓国牛農家から届け出があった口蹄疫への疑いは、陰性であったことが確認された。しかし、1日午前も、安東市臥龍面羅所里(アンドンシ・ワリョンミョン・ラソリ)、佳野里(カヤリ)で、相次いで2件の口蹄疫の疑いの届け出が出され、防疫当局は神経を尖らせている。

農林水産食品部(農食品部)は、英陽の口蹄疫の疑いに対し、国立獣医科学検疫院で精密検査を行った結果、陰性だったことを1日明らかにした。英陽の韓国牛農家は、最初の口蹄疫発生地点の安東市臥龍面のソヒョン養豚団地から34キロも離れており、防疫当局は検査結果に注目した。農食品部の関係者は、「幸い、陰性だったが、引き続き追加の届け出があり、安心できる状況ではない」と話した。同日、口蹄疫の疑いの届け出を出した二件の農家は、ソヒョン養豚団地から、それぞれ4キロ(羅所里)と3.5キロ(佳野里)離れており、検査結果は2日午前に出る。

安東で集中的に防疫作業を行っている防疫当局は、口蹄疫の拡大防止に向け、家畜市場の閉鎖措置から唯一、外されていた済州島(チェジュド)の家畜市場(2ヵ所)も、同様に閉鎖を決めた。これを受け、全国84の家畜市場は全て閉鎖となった。

農食品部は、「家畜市場の閉鎖により、畜産農家は苦境に立たされることになるだろうが、口蹄疫の拡大防止が、より重要だと判断した」とし、「家畜取引は、地元の畜産業協同組合の家畜仲介・売買センターを通し、電話やインターネットで仲介することになる」と説明した。

家畜市場の閉鎖にも関わらず、韓国牛と豚肉の価格は、まだ大幅な値動きは見られない。農林水産食品部によると、韓国牛の出荷量は先月29日273頭、30日1225頭と集計された。豚肉は先月29日=7513頭、30日=5243頭だった。小売価格の場合、先月26日、韓国牛(ロース500グラム基準)3万6505ウォン、豚肉(三枚肉500グラム基準)5033ウォンだった小売価格は、1日には3万5231ウォンと5085ウォンだった。

農食品部の関係者は、「肉類の場合、小売市場に影響を及ぼすまで、やや時間がかかる」とし、「まだ口蹄疫が広範囲にわたり、拡大したわけではないので、肉類供給に大きな支障はないだろう」と述べた。

一方、政府は、口蹄疫による農家の被害補償や追加資金支援を急ぐことを決めた。農食品部は同日、緊急防疫費175億ウォンを支援することを決めた。農食品部は、「このうち146億ウォンは、殺処分対象農家に優先的に支給し、農家経営安定を図る」と明らかにした。行政安全部も、安東に人手や装備、薬品の確保に向け、特別交付税10億ウォンを支給し、仁川市(インチョンシ)と京畿道(キョンギド)の協力を受け、広域散布機3台を緊急支援した。



alwaysj@donga.com argus@donga.com