北朝鮮が06年10月と昨年5月に2度、核実験を行った咸鏡北道吉州郡豊渓里(ハムギョンプクト・キルジュグン・プンゲリ)一帯で、人や車の動きが続いている。政府関係者は21日、「豊渓里一帯で、人や車の移動が持続的に捉えられており、韓米両国の情報当局が監視している」と明らかにした。
しかし政府は、今のところ、このような動きを北朝鮮の核実験の準備に結びつけることは難しいと見ている。同関係者は、「核実験場であるため、重要戦略施設の管理のための動きと見ることもでき、この動きが直ちに核実験の兆候と見ることは難しい。核実験は地下で行うため、地上の動きでは判断できない」とつけ加えた。
合同参謀本部の関係者も、「豊渓里一帯の北朝鮮核施設の動向を注視し、関連情報を米国と共有している。以前も、豊渓里に人と車の動きがある程度観測されているが、北朝鮮が核実験の準備をしているという具体的な証拠は確認されていない」と明らかにした。
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