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「落果を買って農民を助けよう」落果購買キャンペーン

「落果を買って農民を助けよう」落果購買キャンペーン

Posted September. 06, 2010 08:31,   

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「まだ食べるには何ら問題ありません。買ってさえもらえたら、立ち直れます」

3日午後4時、忠清南道禮山郡吾可面(チュンチョンナムド・イェサングン・オガミョン)のD農園のりんご畑。主の朴某さん(72)が汗を流しながら台風7号によって落ちたりんごを拾いながらこうつぶやいた。朴さんが運営する果樹園1ヘクタールで落ちたりんごと梨が85%に達するほど台風による被害が大きかった。特に暑かった今年の夏、ずっと秋を収穫を期待しながら、りんご畑で丁寧に農業をやったが、秋夕(チュソク、旧暦の8月15日)のシーズンを目前に控え、ひどい目に遭った。禮山郡全体の果樹被害は1106農家に826ヘクタール。忠南全体の被害面積(1540ヘクタール)の半分が越え、果樹農家らは深い悩みを抱えるようになった。

しかし、救援の手も届き続けた。同日午後5時ごろ、在仁川(インチョン)禮山郡民会(会長=イン・ソクジン)がチェ・ウンヒョン禮山郡副郡首室に落果500箱を買いたいという話を伝えたことに続き、在京郷友会からも同じ内容の連絡が来た。

禮山ヌングム(りんご)農協は、台風が過ぎ去った後、軍や警察、公務員らの助けを受け、落果を迅速に収去して農産物産地流通センター(APC)の低温倉庫に保管しておいた状態。損傷の度合い次第で販売用やジュース用、りんご汁用に分類した後、状態が良好なのは速やかに販売する計画だ。

チェ副郡守は、「落果被害を被った果樹農家を助けるため、まず郡庁職員が『1人1箱買い上げ』キャンペーンを展開し、忠南地域の官公署や道内の各種社会団体などにもアピールしている」と話した。しかし、被害規模があまりにも大きくて物量を全部さばけるかどうかは疑問だ。

3日、忠南地域の台風被害の現場を訪問した保寧(ボリョン)出身の柳根粲(リュ・グンチャン)自由先進党議員は、「落果した早生種のりんごと梨は商品性はやや落ちるが、味が良く、値段も安い方だ。大変な時の小さな関心が傷つけられた農民を慰め、絶望から立ち直れるようにすることができる」と言って、国民の協力を訴えた。

落果買い上げの問い合わせは、禮山ヌングン農協(041−332−3506)、洪城ヌングン農協(041−634−9200)、忠南道農水産物流通(042−251−2614)にすればいい。



doyoce@donga.com