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韓中日が通貨の安定システム構築で合意 為替変動に共同対応へ

韓中日が通貨の安定システム構築で合意 為替変動に共同対応へ

Posted November. 22, 2007 03:19,   

韓国、中国、日本が急激な為替変動などによる混乱を阻止するため、通貨安定システムの構築に合意したと中国外務省が20日、明らかにした。

中国外務省の劉建超報道官は同日のブリーフィングで、韓中日3国間で締結された八つの合意のうち、一つが通貨の安定システムの構築だと話した。しかし、さらに具体的な内容は公開しなかった。韓中日3国の保有外為は合計2兆6000億ドル程度だ。

シンガポールで開かれている東南アジア諸国連合(アセアン=ASEAN)の首脳会議の行事に参加している中国外務省の秦剛報道官も同日「通貨安定基金を共同構築し、有事の際に域内の通貨危機を乗り越えようとする目的」と説明した。

韓中日の3国は2000年5月、タイのチェンマイで開かれたアセアンとの財務相会談で「第2の通貨危機」防止のための域内の通貨安定システムの構築を骨子とする「チェンマイ・イニシアチブ」を採択した。3国間の通貨安定共同基金の設置はこれによるものだ。