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金鎬坤氏、オリンピック監督候補を辞退

Posted August. 02, 2007 03:05,   

サッカーに関係する人なら、誰もが夢見る国家代表チームの監督。チャンスが訪れたのにその座を辞退するのは簡単なことではない。

ピム・ファーベーク監督の辞任以来、オリンピック代表チームの監督として名前が挙げられていた金鎬坤(キム・ホゴン、写真)大韓サッカー協会専務理事は1日、「優秀な後輩が多いのに…、私の名前は消してほしい」と辞退した。

金専務は、「五輪丸」の舵を取る本命候補の一人だった。延世(ヨンセ)大学、釜山(プサン)アイパークを率いながら蓄積したノウハウに、04年アテネ五輪で韓国を史上初めて準決勝まで進出させた経歴まで、監督として申し分のない人材だ。協会の専務を務める前には「もう一度オリンピックでメダルを狙いたい」と打ち明けていた。

しかし、協会の行政を担当している専務という肩書きが金氏の足かせとなった。若くて有望な後輩らに機会を譲るべき、という考えもあったという。金専務は、「誰が監督になろうが頻繁に会って、私の経験を伝えたい」として、新しいオリンピック代表チームの監督に心強いアドバイザーとして協力する意向を明らかにした。

大韓サッカー協会の関係者は、「現場で監督を務めていた金専務がオリンピック代表チームの監督という大役を辞退したのは、並大抵のことではない」と評価した。金氏が候補を辞退したことで、「洪明甫(ホン・ミョンボ)案」は、さらに現実味を帯びるようになった。

これまで朴成華(パク・ソンファ)釜山監督、チャン・ウェリョン仁川(インチョン)ユナイテッド監督、金ハクボム城南(ソンナム)イルファ監督たちの名前が挙げられていたが、代表チームの継続性や韓国サッカーの新たな跳躍などを考慮すると、洪明甫コーチが最も有力だ。

一方、技術委員会は同日に会議を開いて、「指導者の人性、サッカー哲学、選手の把握や世界サッカーの流れを読む能力、指導者としての経歴などに対する基準を決め、3〜4人に絞って最終的な検証を開始した」ことを発表した。



yjongk@donga.com