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ストによる生産損失3兆ウォン、現代・起亜車が全体の80%

ストによる生産損失3兆ウォン、現代・起亜車が全体の80%

Posted June. 25, 2007 05:28,   

昨年、ストで操業を中断した企業が内部的に推算した生産損失額は3兆ウォンを上回り、輸出損失額も20億ドルをはるかに上回ったと集計された。

生産損失額とは労使紛糾が直接的な原因となって発生した売上げ損失額を、また、輸出損失額とは生産損失額の中で輸出分が占める金額を意味する。特に、最近ストをめぐって深刻な内輪もめを繰り返している現代(ヒョンデ)自動車と起亜(キア)自動車の生産損失額が、全体の80%に迫っていることが分かった。

産業研究院(KIET)は昨年、労使紛糾が発生した138ヵ所の事業場(製造業65ヵ所、非製造業73ヵ所)の中で、生産および輸出の損失額が発生した43ヵ所を調査した結果、生産損失額は3兆324億ウォン、輸出損失額は20億6400万ドルであると集計されたと24日、発表した。

このような生産および輸出損失額は、2005年(それぞれ1兆2899億ウォン、8億2900万ドル)に比べて、135.1%、149.0%も増加した。特に、現代自動車と起亜自動車の2社のストによる生産損失額が、それぞれ全体の50.0%、29.3%であり、輸出損失額は54.7%、32.8%を占めて、ストによる損失のほとんどがこの2社で発生したものと調査された。

また、この2社を含めた9ヵ所の大型事業場で発生した生産および輸出損失額が、それぞれ全体の98.5%と98.8%を占めて、大型事業場の労使関係の安定が切に求められていると分析された。

一方、昨年、労使紛糾の件数は138件で、2005年(287件)より51.9%減ったものの不法紛糾は24件で、かえって2005年より41.2%増えた。勤労損失日数は2005年に847.7日から1200.6日へと、41.6%増加した。



ddr@donga.com