国連のアナン事務総長は12日、「イスラエルとレバノンがグリニッジ標準時14日午前5時(韓国時間同日午後2時)に戦闘停止に入ることで合意した」と発表した。
アナン総長は同日、イスラエルとレバノンの首相と接触し、このような合意に至ったと説明した。
これに先立ち、国連安全保障理事会は11日、イスラエルとヒズボラに、すべての戦闘行為の即時停止を求める一方、休戦監視のために1万5000人の国連平和維持軍をレバノン南部の紛争地帯に派遣する内容の決議文を満場一致で採択した。
これにより、1ヵ月近く続いたレバノン事態に解決の兆しが見えてきた。
米国とフランスの主導で採択された安保理決議文は、ヒズボラの「攻撃」およびイスラエル軍の「攻撃的な軍事行動」をただちに停止するよう求めた。また、レバノン南部に国連平和維持軍1万5000人、レバノン政府軍1万5000人を共同配置することに合わせて、イスラエルにすべての兵力を同地域から撤収するよう求めた。
また決議文は、ヒズボラのような武装団体を阻止するために、レバノン内のすべての団体や個人に、兵器や弾薬、軍事用車両および装備、部品の供給を禁止した。
しかし、イスラエル軍の「攻撃的な軍事行動」停止条項の解釈をめぐり、イスラエルはヒズボラの攻撃に対抗した「防御的な軍事行動」は可能だとしていることで、実質的な戦闘行為が終わるまでには難航が予想される。
いっぽうイスラエル軍は12日、戦闘停止が発效される前により広い地域を確保するために、兵力をレバノン南部にさらに前進配置する一方、戦車を動員して攻勢を強化した。
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