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南北閣僚級会談が決裂

Posted July. 14, 2006 03:01,   

北朝鮮ミサイル発射事態の中で強行された第19回南北閣僚級会談が、13日、韓国と北朝鮮の立場の相違を確認しただけで、何の成果もなく決裂した。

これにより、しばらく南北関係は硬直する見通しだ。国際社会の対北朝鮮制裁の動きも相まって、北朝鮮の6者協議への復帰も当分困難にみえる。

今回の閣僚級会談で、南北は会談結果を盛り込んだ「共同報道文」を発表できず、次回の会談の日程も決まっていない。共同報道文が作成されないのは、9・11テロ直後に開かれた01年11月の第6回会談に続いて2度目だ。4日間の日程をすべて終えることなく、3日で会談を終了したのは今回が初めてだ。

李寛世(イ・グァンセ)南北閣僚級会談韓国側報道官は同日、釜山海雲台(プサン・ヘウンデ)のウェスティン朝鮮(チョソン)ホテルで、「北朝鮮は、『人道的支援が不可能な状況で、追加論議は適切でない』という立場を示した」とし、「韓国側も、ミサイル問題と6者協議復帰に対する立場を何度も伝えた状態で論議を繰り返すよりも、会談を終結するほうが状況に合致すると考え、早期終決に同意した」と述べた。

李報道官は、「ミサイル問題への韓国や国際社会の憂慮と6者協議の早期復帰の必要性を北朝鮮に詳しく説明した。このような立場は、北朝鮮指導部に伝わったようだ」と述べた。

北朝鮮代表団は同日、最終会合の直後に記者団に配布した声明書で、「予定の日程にもかかわらず、撤収しなければならなくなった。決裂の責任は全面的に韓国側にある」とし、「今後の南北関係に予測できない破局的結果が生じることに対し、相応の対価を支払うだろう」と主張した。

北朝鮮代表団は同日午後4時40分頃、高麗(コリョ)航空を利用して金海(キムヘ)空港を発ち、東海(トンヘ=日本海)直航路を通じて平壌(ピョンヤン)に戻った。



taewon_ha@donga.com weappon@donga.com