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レッド津波

Posted June. 14, 2006 03:45,   

韓国サッカーの国家代表チームが、06W杯ドイツ大会での初の競技であるトーゴ戦を行った13日の夜、全国は応援の声で波打った。

同日、競技が始まる前の午後4、5時から夜12時まで、全国の146ヶ所で150万人余り(警察推定)が集まり、街頭応援を繰り広げた。彼らは大極(テグク)戦士たちが素晴らしい場面を演出する度に雷のような声を上げてわき返った。

ソウル市役所前のソウル広場や清渓(チョンゲ)広場など、ソウル市内の都心はもちろん、各大学のキャンパスと居酒屋、飲食店などでも応援の声が高かった。

▲「赤い波」〓同日、ソウル広場と清渓広場、光化門(クァンファムン)一帯には赤いティーシャツを着た10万人余りが集まった。

超大型の応援舞台と電光板が設置されたソウル広場では、午後5時から公演が始まり、歌手のチョン・スラ、インスンイ、チャン・ユンジョンらがトーゴ戦の勝利を祈って熱唱した。

ソウル麻浦区上岩洞(マポグ・サンアムドン)のソウルW杯競技場では、午後6時50分からユン・ドヒョン・バンド、サイ、セブン、テ・ジンア、イム・ヒョンジュなどの人気歌手が出演する応援ショーが行われ、また応援団5万人が競技場内の大型電光板4台を通じて試合を視聴した。

同日、全国各地の大規模の居酒屋は大型スクリーンを通じ、試合を見ながら一杯飲む客で混雑している。一部の居酒屋は、客に応援ハンカチ、棒風船、ラッパなどの応援道具とビールを、無料で配ったりした。

▲大学街も「大〜韓民国」〓大学街は同日、街頭応援に参加することができなかった学生たちのために多様な行事を用意した。

成均館(ソンギュングァン)大学総学生会は、参加学生たちのために赤いティーシャツ、マフラー、鉢巻きを1000個余り準備し、W杯の公式試合球とチームガイスト10個を学生たちに配ったりした。弘益(ホンイク)大学総学生会も学校の正門前で応援行事を準備しており、西江(ソガン)大学総学生会は、午後10時から校内の青年広場でおにぎりを食べながら試合中継を観覧した。

▲私も一役〓国内居住の外国人勤労者たちも韓国チームの応援に出た。バングラデシュとスリランカなど東南アジア出身の外国人勤労者100人余りは赤いティーシャツを着て、鉦、太鼓などを打ち、ソウル永登浦区大林洞(ヨンドゥンポグ・テリムドン)にある「韓国外国人勤労者支援センター」のカフェーに集まって、「オー!必勝コリア」を叫び、韓国の勝利を祈った。

全国の刑務所と拘置所収容者たちは法務部の方針に従って、1万2000個余りの収容室別に設置されたテレビを通じて、トーゴ戦を見守った。

▲宗教界も賑やか〓夏の安居に入った僧たちが、テレビを見ながら応援戦を繰り広げる。また、聖堂と教会も「大〜韓民国」で搖れた。

全羅南道長城郡(チョルラナムド・チャンソングン)の白羊寺(ペギャンサ)は、夏の安居に入った僧たちにトーゴ戦の視聴を認めた。3ヶ月間、外部と出入りをせずに参禅遂行を行う僧たちのテレビ視聴は極めて異例なことだ。安居中には禅房に閉じこもり、テレビ視聴や新聞も一切認めないのが一般的だ。

光州(クァンジュ)のナムドン聖堂は13日午後7時半、ミサが終わった後、教育館にビームプロジエクターを設置し、神父と信者たちが一緒に応援した。

全羅北道益山市(チョルラプクド・イクサンシ)のパルボン聖堂も、聖堂新築基金募金のためのバザーを兼ねた団体応援戦を準備した。信徒300人余りは聖堂側が準備した食べ物を食べながら、大型スクリーンの前で代表チームを応援した。