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韓−スイス激突の場、ハノーバーW杯競技場

韓−スイス激突の場、ハノーバーW杯競技場

Posted December. 14, 2005 06:19,   

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12日の午後に訪れたドイツ・ハノーバー市のワールドカップ競技場は、市内から非常に近かった。中央駅から地下鉄で2駅目はバタルー駅。競技場の標識が掲げられている出口を出て5分ほど歩くと、帆船のマストのような形の鉄骨屋根が見える。

ドイツの冬は日が短い。午後3時なのに周りはもう薄暗い。夕暮れの日差しが反射した競技場の姿はとても美しい。

ホーム球団「ハノーバー96」のマーケティング・チームのトビス・ハムメルさんの案内を受けて競技場に足を踏み入れた途端、東側スタンドの「HANNOVER 96 AWD ARENA」と大きな文字が目に入る。2006ドイツワールドカップでの公式名は「ニーダーザクセン・シュタディオン」だが、現地の住民の間では「アーヴェーデー(AWD)アレーナ」と呼ばれている。AWDは、競技場建て直しのメーン・スポンサーである投資コンソーシアムの名前だ。

ハノーバー競技場の周辺は、美しいマシパーク公園など森に囲まれているが、ハノーバー96のチーム・カラーは赤だ。ホーム・サポーターの座席も、競技場の選手ベンチも全部赤一色。

選手出入口の隣の共同取材区域の真っ赤なカーペットの上には、96という数字の下に「ディー・ロテン(Die Rotten=赤)」と書いてある。韓国サッカー代表チームのレッド・デビルズが使っている「ザ・レッズ(The Reds)」と同じ意味だ。

06年6月24日午前4時(韓国時間)、韓国チームはここで、スイスとG組予選最終試合を行う。

夕方、ハノーバー市内で出会った、ハノーバー96の大ファンだというポルカー・ブリンクマンさん(32、弁護士)は、その試合の意味がすでにわかっていた。

「ハノーバーでの試合が、韓国とスイス両方にとって最も重要な試合になると思う。G組2位を狙っている両チームが激突するのだから。スイスの若い選手らも素晴らしいが、私は韓国を信じている。私にも、レッド・デビルズのように、ハノーバーの赤い血が流れている」



jaeyuna@donga.com