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撮影さえすれば、アルバム作成までサービス

撮影さえすれば、アルバム作成までサービス

Posted December. 13, 2005 07:24,   

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「まだ写真を焼き増ししてアルバムを作っているんですか?これからはインターネットにファイルを載せるだけでOKです!」

会社員の金さん(34)は、2〜3年前からデジタルカメラとカメラ付き携帯電話を使って、写真を撮っている。だが、撮った写真をうまいぐあいに焼き増しするのは簡単ではない。

「デジカメ」や「カメラ付き携帯」のメモリーカードの容量が足りないため、前に撮った写真を削除したうえで撮らなければならないことが多い。デジカメが大衆化し、写真を撮るのは簡単になったが、それをアルバムに収めて保存するのはむずかしくなった。そのため、こうした問題点を解決したサービスが相次いで登場している。いまやアルバムも、インターネットを通じて冊子にしてもらう時代になったのだ。

●写真保存の方式が変わる

これまでは写真を撮って現像した後、アルバムに保存してきた。だが、これからは、写真を撮影したファイルをインターネットにアップし、編集さえすれば、それを写真に焼いて冊子にし、配達までしてくれる「ワンストップ」サービスが利用できる。インターネット写真管理会社の(株)NBドットコムは、撮影者がデジカメの写真35〜50枚をインターネット上で編集すれば、それを焼いてアルバムを作成し、配送してくれるサービスを近くスタートする。

大きさ6×8インチの写真50枚が収められるアルバムが2万5000ウォン、8×8インチの写真50枚のアルバムは3万7000ウォン(配送経費含む)。デジカメの写真をカメラ屋で焼きつける際の費用が6×8インチは1枚500ウォン、8×8インチは600〜700ウォンだから、アルバムまで作ってくれることを考えれば、価格は似たようなもの。

写真のファイルを紙に印刷し、アルバムを作ってくれるインターネット会社は、この1年間で10社もオープンしている。フォトモン、フォトブックなど各インターネット会社は、写真ファイルをインターネットにアップすれば、カラープリンタを使って紙に印刷するという方法でアルバムを作成する。

●デジカメ使用人口の増加にともない、アルバムづくりも急増

廉価でこうしたサービスが可能な理由としては、写真管理会社が数億ウォン台の自動現像プリント機を自社で保有して印刷していること、作業はほとんどオートメーション化され、人件費が節約されることなどがあげられる。印画紙も小売り業者を経ず、自社で輸入する。さらに、写真を編集した画面をそのままプリントするため、別途にアルバムを買う必要がない。

何より、デジカメ使用人口の急増が、インターネットアルバム事業を生んだ要因だ。三星(サムスン)テックによると、昨年6800万台だったデジカメの世界市場は、今年8200万台にまで成長した。韓国国内市場の規模も、昨年の150万台から180万台のレベルへと拡大した。

いっぽう、世界のフィルムカメラ市場は、昨年の2000万台から今年は1600万台へと急激に減っている。

専門家たちは、消費者の欲求が高級化すると、紙の印刷でなく、写真用紙に写真とコメントを直接プリントするプレミアムサービスが増えるだろうと予想している。プリンタを用いた印刷方式より画質や保存性に優れているからだ。



myzodan@donga.com