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世界専門教育機関万博(WPEE)が一山(イルサン)で開催

世界専門教育機関万博(WPEE)が一山(イルサン)で開催

Posted December. 09, 2005 07:50,   

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秘密の一つ。このほど韓国で高い視聴率を記録している米テレビドラマ「CSI科学捜査班」に登場する遺体は、シリコン模型が使われる。特殊シリコンで作られた胴体に俳優の顔の模型をあしらって貼り付けた方が、実際に俳優が横になっているよりずっと「遺体らしい」と、特殊メーク専門家のカルトン・コールマンさんは説明する。

7日から、京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)の一山・西区(イルサン・ソグ)の大化洞(デファドン)にある韓国国際展示場(KINTEX)で行われている「世界専門教育機関万博(WPEE)」では、最近脚光を浴びている新しい職業に対する興味津々な裏話を聞くことができる。観覧客に特殊メークをしてあげるのに忙しいコールマンさんの口からも、ハリウッド扮装術に対する「作業秘密」が溢れ出た。

コールマンさんは昨年、美容スクールの「ロサンゼルス・シネマ扮装学校」で6ヵ月コースの特殊メーク教育を受けた後、ハリウッドで活動している。彼は15年間、普通のサラリーマンだったが、特殊メークに進路を変えた彼は、「学校の卒業生7人のうち5人はすぐ映画制作会社に就職できるほど、将来が明るい分野だ」とし、「アジア系の学生は、手先が器用なため特に就職率が高い」と話した。

最近、学歴の名声よりは自分の適性に合う職業学校に進む若者が増えている。しかし、良質の職業教育を受けるのは容易なことではない。周辺の評判だけを聞いて受講を申請し、お金と時間を無駄遣いしながら失敗するケースもしばしばある。

WPEEは、韓国より職業教育がはるかに進んでいる欧州、米国、中国、豪州などの50余りの専門教育機関を一ヵ所に集めて紹介する行事だ。実技授業の内容と卒業後の作業現場を直接見せることに重点を置いている。

11日まで開かれる今回の行事には、デザイン・アニメーション・美容から美術品の復元、宝石細工、ペット管理に至るまで、様々な分野の職業学校が参加した。今年が1回目であるため、実技プログラムを用意できなかった学校もかなりあったが、入学パンプレットを配ることに重点を置く従来の留学博覧会とは差別化された様子だった。

ブース別で試演行事が行われる。それとは別に中央舞台では参加学校が時間帯別に出演して、実技を披露した。7日午後は、到着したばかりの中国「宋江武術学校」の修錬生たちが疲れも忘れたまま、赤い色の道服を武術(Wushu)を披露した。

欧州の職業学校は、ホテル経営、料理、スポーツなど観光レジャー分野で強い面を見せた。スイス「DCTホテル経営学校」のルース・ノーテル調理師は、観覧客をテーブルに招待した後、デザートの一種であるプラムベを即席で作ってのサービング。同学校のシャロン・スパルテンシュタイン入学処長は、「在学生160人のうちアジアから来た学生は、30人ぐらいで、どんどん増加している」と述べた。

フランス国立製パン学校(INBP)のブースに立ち寄った観覧客は、フランス現地の製パン技術者のセバスティアン・オーデさんが作った「マカロン」というお菓子を試食した。オーデさんは、「韓国でここへきてテレビドラマの影響で製パン技術者に対する関心が高いと聞いた。フランスでは30、40代のサラリーマンが進路を変えて製パン教育を受ける場合が多い」と述べた。

行事を主管する(株)イルプロビージョンの朴イルギョン代表は、「スペインのバレンシア・ホテル観光学校、中国の重慶観光学校・大連医科大学など、一部の参加学校は一定条件の資格を持った志願者には現場面接を経て1学期の授業料に当たる奨学金を授与する予定だ」と述べた。



mickey@donga.com