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10・26再選挙、組織票「マンツーマン管理」で加熱

10・26再選挙、組織票「マンツーマン管理」で加熱

Posted October. 27, 2005 04:22,   

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10・26国会議員再選挙は、△選挙日を土曜日から水曜日に移し、△満19歳の有権者も投票し、△有権者が居住地で不在者投票できるようにするなど、3点の変更をともなう新選挙制度が適用された、初めての選挙だ。

開票結果を見た各党や選挙管理委員会の関係者たちは、このような選挙制度の変更が、候補の当落にかなりの影響を及ぼしたものと分析した。

▲不在者投票率の上昇〓再選挙の不在者申請を受け付けた結果、4選挙区の申請者数は8597人で、全有権者のうち平均1.6%を記録した。前回の4・30再補欠選挙時の1.3%に比べ若干の増加だ。しかし、投票率が30%台後半であることを考えると、「実質的反映率」はさらに大きくなる。

不在者投票は、各地域内で、「選挙組職」の強い政党に有利に作用したと分析される。有権者が、投票所に来ずに、自宅でも投票用紙を作成できることから、運動員たちが事実上の「マンツーマン選挙運動」を展開できるためだ。

実際に、京畿道富川市遠美(キョンギド・プチョンシ・ウォンミ)甲の場合、金基錫(キム・ギソク)前議員の組職を受け継いだヨルリン・ウリ党の李相洙(イ・サンス)候補が、不在者投票でかなりの票を得たという。ウリ党側は、組職を動員して、不在者申請を代理申請するなど、不在者投票の管理に力を入れた。

選挙期間中、富川市遠美甲や蔚山(ウルサン)北区では実際に、有権者ではない選挙運動員が、虚偽または代理の不在者申請をした事例が中央選挙管理委員会に摘発され、検察が捜査に乗り出した。

▲「水曜選挙」「19歳投票」誰が得したか〓4・30再補選は土曜日に行われたが、今回の再選挙は、週休2日制による有権者の生活パターンの変化に合わせ、水曜日に行われた。

中央選挙管理委員会側は、「4・30再補選に比べて投票率が多少増えたのも、平日の水曜日を選挙日にしたことと関係があるようだ」と話した。

各党は特に、休日の外出頻度が高い20、30代の有権者たちの投票率が上昇したと見ている。2000年の第16代国会議員総選挙のさい、満20〜24歳の投票率は39.9%、25〜29歳は34.2%で、総投票率57.2%に比べて低い水準だった。20〜24歳のうち、特に軍服務者を除く純粋な不在者だけを考えると、投票率は20%台にとどまるものと推計される。

しかし、若者の投票率が多少上がったとしても、これがウリ党とハンナラ党両党に特別に有利に作用したとは言えない。ウリ党の選挙関係者は、「昨年は、20・30代の党の支持率が高かったが、最近は、他党に比べて特に有利というわけではない。投票率の上昇が喜ばしいとばかりは言えない」と述べた。

「19歳投票」は、民主労働党に有利に作用したというのが、大方の評価だ。民労党の金成熙(キム・ソンヒ)副スポークスマンは、「特に、戦略地域の蔚山北区では、『19歳投票支援団』を別途に組織するなど、力を入れた」とし、「当初から、状況を『300票レベルの争い』と考えていたので、彼らの1票が大きかった」と話した。



cij1999@donga.com