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[社説] 盧・朴会談を注目する

Posted September. 02, 2005 07:16,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が、ハンナラ党の朴槿恵(パク・グンヘ)代表に事実上の政治交渉を申し入れ、朴代表は会談に応じることにした。6月下旬から粘り強く連立提案の水位を高めてきた盧大統領は、反対と無視で一貫してきた朴代表を交渉のテーブルにつかせることにひとまず成功した。会談が成功すれば、盧大統領は、連立の成立と政治構図づくりのための直談判を試みるだろう。さらに、爆発性が大きいカードを出す可能性もある。

朴代表は、盧大統領の攻勢に無回答で対応していては、結局、政局の主導権を奪われて、無気力な野党第一党の代案のないリーダーとして刻印を押されると、負担に思ったのかも知れない。ともかく、盧大統領の会談の提案を受け入れた以上、「口が痛くてこれ以上話したくない」と言ってばかりはいられない。連立不可の根拠を説得力をもって提示し、多くの国民が同意できるような回答をしなければならないだろう。その点で、朴代表は重大な試験台に上っている。

盧大統領は、「地域主義の既得権を差し出せ。揺さぶるばかりではなく、責任も負ってみろ」というのが、ハンナラ党に連立を提案した核心的なメッセージだと言った。ハンナラ党が自分の注文に回答できない限り、政治的守勢の局面から脱することはできないとし、相手陣営を逆に揺さぶった。朴代表は、これに対して確かな「回答」ができなければならない。これは、多くの国民が反対する連立論議を終わらせるために、野党第一党の代表がせざるを得ないことだ。ハンナラ党に政権政党の希望があるかどうかを見定める契機になるだろう。

盧大統領は、朴代表との会談をさらなる『連立講義』に活用する一方的な姿勢から脱しなければならない。大統領自身が言う対話と協力、妥協の精神を行動で見せなければならない。朴代表の「回答」を真剣に受け入れる姿勢ができていないなら、会談はしないほうがましだ。

国民は、大統領の「爆弾発言」にうんざりしながらも、不安を感じている。盧・朴会談は、このような国政不安を解消する契機にならなければならない。