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コスダック企業の過度な実績膨らまし

Posted August. 06, 2005 06:18,   

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「実績膨らましの展望、度が過ぎる」

ジュソン・エンジニアリングやウェブジェンなど、コスダック(韓国店頭市場)の看板銘柄が第2四半期(4〜6月)の実績を発表した後になって、投資者の不満が高まっている。両社は3日、悪化した四半期の成績表を公開した。

もちろん、企業の実績はよくもなり悪くもなりえる。問題は、これら企業が年初、現実とは余りにもかけ離れているばら色の展望を出したということだ。企業の「膨らまし展望」を信じて、投資をした投資者たとは最近、株価急落で被害を余儀なくされている。

▲過度に膨らませた実績展望を発表〓半導体装備メーカーのジュソン・エンジニアリングは3日、公示を通じて、今年の実績見通しを再度調整した。売り上げの目標は年初2237億ウォンから41%目減りした1318億ウォン、営業利益は当初の目標から75.5%も減らした133億ウォンに修正した。売り上げは半分、営業利益は4分の1に減った。

3日、ゲーム会社のウェブジェンも2四半期の実績を発表する際、売り上げに匹敵する営業損失を発表して衝撃を与えた。2四半期の売り上げは75億ウォンで、営業損失は67億ウォンだった。同社は、年初公示を通じて、今年の目標について売り上げは625億ウォン、営業利益は150億ウォンと発表した。しかし、上半期(1〜6月)までの成績表は売り上げ169億ウォンと営業損失69億ウォン。年初の見通しとは程遠い。

ジュソン・エンジニアリング、は実績の見通しを下方修正しながらも、「07年度には売り上げ1兆ウォン達成を目指している」と発表して、専門家を戸惑わせた。ほとんどの証券会社が予想する同社の07年売り上げ展望は、2000億ウォン水準。売り上げ1兆ウォンは「過度に膨らませた」実績展望だと指摘されている。

▲損害は投資者の分け前〓自社の実績目標を肯定的に見通すのはあり得ること。しかし、調整の幅が50%前後に達するぐらいなら、事実上投資者を欺いたと批判されても仕方がない。

実際、投資者は大きな損害を被っている。ジュソン・エンジニアリングの株価は、3日下限価、4日8.52%暴落して、3日間で時価総額の4分の1が宙に浮いた。ウェブジェンの株価も3日、下限価まで値下がりするなど、3日間で時価総額の5分の1が消えてしまった。

問題は、こうした実績の膨らましを制裁できる規定がないということ。会社は年初の実績見通しの際、「予測情報なので実際と違うこともある」と公示することで、責任を逃れることもある。

四半期ごとではなく、毎月実績を公示すると、実績推移がより透明に投資者に伝わる。しかし、これも義務付けられている事項ではないため、企業に強制することはできず、企業も毎月の公示を憚っている。

ジュソン・エンジニアリングも毎月実績を公開していたが、「投資者が月別の実績に敏感すぎて、株価が歪曲されている」とし、四半期別の発表に転換した状態だ。

東部(トンブ)証券の張寧洙(チャン・ヨンス)研究員は、「膨らましの実績展望を防ぐ方法がないため、企業自らが率先して信頼を築くという考えを持って、現実的な見通しを発表しなければならない」と述べた。



roryrery@donga.com