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「サイバー暴力黙認」のポータル6社を提訴

「サイバー暴力黙認」のポータル6社を提訴

Posted July. 08, 2005 05:20,   

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ポータルサイトなど、インターネットで「サイバー暴力」が相次いでいるなか、被害者たちがポータルサイトを相手取って訴える構えだ。

「ポータルサイト被害者の会」は7日、ソウル中区(チュング)の韓国プレスセンターで記者会見を開き、「インターネットで個人の名誉を損ねるのに一助した」とし、NAVER、Daum、Yahoo、サイワールド(cyworld)、empas、paranの国内6大ポータルサイトを相手取って来週、民事訴訟を起こす計画を明らかにした。

被害者の会は「ポータル・ニュースへのフォロー書き込みとカフェ(オンライン・コミュニティ)、ブログでサイバー暴力が深刻であり、被害者が増えている。ポータルの管理者たちは、問題になった掲示板の内容を承知の上でも削除するどころか、前面に配置するなど、その内容がより多くの人々に見られるよう、手を貸してきた」と主張した。

記者会見には「Sさん自殺事件」の原因提供者と決め付けられ、職場を辞めさせられたA氏と、インターネット暴力で家出したBさんの母親が出席して事例を紹介した。

A氏は「5月はじめから根も葉もない事実の書き込みがポータルサイトのミニホームページとブログなどに掲示され、個人情報が流されており、罵りと脅しが飛び交った。インターネットに関連事実が広まった後、会社を辞めることを余儀なくされており、外へ出るのが怖くて家に閉じこもっている」と話した。

彼はとりわけ「ポータルサイトは、事実確認もされていない状態で本人に対する侮辱的な内容の書き込みを『人気検索語』という名目で、メーンページにリンクしている」と憤慨した。

Bさんの母親は、「ある教師の自殺事件と関連し、女子中学生の娘が原因提供者と決め付けられてしまい、激しく罵られるなどの侮辱とやりきれない思いで家出した」と涙声で話した。

被害者会は、陳大濟(チン・デジェ)情報通信部長官との面談を要請する一方、ポータルサイトにサイバー名誉毀損関連討論会の開催を要求する予定だ。



smhong@donga.com jarrett@donga.com