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[オピニオン]女子ツー・カップス

Posted July. 02, 2005 06:10,   

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「お前の罪はお前がよく知っているはずだ」。時代劇や映画を見れば、朝鮮時代の事件捜査はいつもこうしたやり方で進められる。問い正しの過程で人が死ぬのも珍しくない。しかし、事件判例集の「審理録」や、一種の法医学書籍の「無寃録」は、朝鮮時代においてもそれなりに科学捜査が行われていたことを覗わせてくれる。朝鮮の成宗(ソンジョン)時代から400年間、漢城の治安を受け持っていた捕盗庁に「茶母」を置いたのも、最近で言う人権捜査と無関係ではないだろう。

◆茶母は一見すれば、捕盗庁の宮人の食事を担当した饌母ぐらいに思われがちだが、実は、今日の女刑事をそういうふうに呼んでいた。内外の規範が厳しくて、よその男は他人の家奥に足を運ぶことができなかったその時代、閨房事件を捜査し、聞き込みを通じて、情報を収集するのが任務だった。朝鮮後期の学者、李肯翊(イ・グンイク)が書いた「燃藜室記述」には、金自點(キム・ザジョム)謨事件も、茶母の情報で全貌が明らかになったと記録されている。

◆昨日は、婦人警察創設59周年の記念日で、朝鮮時代の茶母の名前にちなんだ「茶母大賞」の授与式も行われた。この1年間、545人の犯人を検挙したファン・ヒョンジュ警査が大賞をもらった。しかし、女警たちにとってはこの日も憂鬱な一日だった。「将軍も捕まる女警」で注目されたカン・スンドク警衛が、手配者に運転免許証を偽造した疑いで、しばらく前拘束された上、女性初の地方庁長に抜擢された金インオク警務官も、この事件に関わったという疑惑がもたれているからだ。

◆これまで婦人警官たちは、相対的にクリーンなイメージを培ってきた。「スター・ツーカップス」の墜落が衝撃的なのもこのためだ。全体警察の4.3%を占める女警3970人余りの名誉が一瞬にして崩れ落ちた。女警たちは今回の事件を自己管理の教訓にしなければならない。それが女警の自尊心と名誉を回復する道だ。わが社会には女警のきめ細かな手助けを待っている人が依然として多い。真の「スター女警」の誕生を期待してみる。

宋大根(ソン・デグン)論説委員 dksong@donga.com