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オソンの湖南高速鉄道分岐駅選定に、地域住民が強く反発

オソンの湖南高速鉄道分岐駅選定に、地域住民が強く反発

Posted July. 02, 2005 06:10,   

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湖南(ホナム)高速鉄道の分岐駅が、忠北清原郡(チュンブク・チョンウォングン)のオソン駅に事実上確定されたことを受け、湖南と忠南(チュンナム)地域の住民が、「地域住民の意思を反映しない決定だ」として、強く反発している。

特に、湖南住民は、直線区間の忠南天安(チュンナム・チョンアン)駅があるのに、東の方へ大きく曲がるオソン駅へ線路が建設される場合、距離と運行時間が増えるのはもちろん、建設費用も大きくかさばって、経済的な面でも国家均衡発展のレベルでも、決してプラスにならないと、主張している。

建設交通部が最近発表した「湖南高速鉄道分岐駅区間および代案別現況」によれば、天安が分岐駅になれば、湖南高速鉄道の全南木浦(チョンナム・モクポ)〜ソウルの総延長は、324.84キロだ。しかし、オソンを分岐駅にすれば、総延長は343.81キロへ18.97キロ伸びる。その場合、「木浦〜ソウル」の総運行時間は、天安が分岐点の場合89分だが、オソンが分岐点の場合は93分で、4分ぐらいがさらにかかる。

このため、湖南高速鉄の主な利用者である湖南地域の住民は、現行の高速鉄道の料金体系を基準に、木浦からソウルまで行く場合、天安を経由する時より2914ウォン(1人片道)の料金をさらに支払うことになるということ。

高速鉄道の建設費用もオソンを分岐駅にすれば、天安分岐駅の場合より9100億ウォンがさらにかかるものと推定される。

建設難易度の面でも、扇形の状態や文化財の分布(天安分岐駅301ヵ所、オソン分岐駅321ヵ所)、橋梁構造物(天安50ヵ所、オソン72ヵ所)などを考慮すれば、オソン分岐駅の工事が天安に比べてはるかに難しいものと予想される。

このため、光州(クァンジュ)市長、全羅南道(チョルラナムド)知事、全羅北道(チョルラブクド)知事など湖南地域の広域団体長たちは先月27日、共同声明を通して天安分岐駅選定を強く訴えており、同地域出身の一部国会議員も天安路線を支持した。

李ゴンチョル光州全南発展研究院企画研究室長は、「湖南高速鉄は京釜(キョンブ)線と違って、既存の鉄路を使って『低速鉄』と非難されてきた。それなのに、分岐駅が最短距離の天安ではなくオソンに決められ、地域の物流や住民の相対的な立ち遅れは続くしかない」と述べた。

宋基台(ソン・ギテ)全州(チョンジュ)商工会議所会長は、「全北の高速鉄利用者を1日1万5000人に推定する場合、追加で負担しなければならない運賃が年300億ウォンを上回る。近い道があるのに、遠回りしなければならないとすれば、経済的・時間的な損失は誰が補償してくれるのか」と、強い不満をしめした。

忠南公州(コンジュ)市と公州市議会も、呉英姫(オ・ヨンヒ)市長と金泰竜(キム・テリョン)市議会議長の名義で声明を出し、「湖南高速鉄の分岐駅の予定地を天安に修正するように」と要求した。

成武饁(ソン・ムヨン)天安市長も、「莫大な予算がかかる国家基幹産業が、政治論理や地域の利己主義に左右されてはならない」とし、「路線と分岐駅を決定しなおすこと」を促した。



鄭勝豪 池明勳 shjung@donga.com mhjee@donga.com