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元国軍捕虜数万人が未送還…政府、538人が生存と推定

元国軍捕虜数万人が未送還…政府、538人が生存と推定

Posted June. 20, 2005 03:05,   

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チャン・パンソン氏が入国したことで、1994年10月の趙昌浩(チョ・チャンホ)氏(75)以後に帰還した韓国軍捕虜は、合わせて49人になった。今も北朝鮮には、生きてい間に祖国の地を踏むことを切望する韓国軍捕虜が、数百人生存しているという。

▲韓国軍捕虜はどれほどいるのか〓昨年9月末現在、政府が把握している韓国軍捕虜生存者は538人。北朝鮮離脱住民や帰還韓国軍捕虜の証言を基に推定した数なので、実際に北朝鮮に残っている韓国軍捕虜生存者は、さらに多いものと思われる。

国連軍司令部は、1953年8月に国連に提出した「休戦に関する特別報告書」を通じて、朝鮮戦争で生じた韓国軍捕虜及び行方不明者数を8万2318人と集計した。

しかし停戦協定の締結後、北朝鮮は韓国軍捕虜8343人と国連軍捕虜5126人だけを送還した。一方、国連軍司令部は、これより6倍以上多い北朝鮮軍虜7万6119人と中共軍捕虜7139人を返した。

このため、5万〜8万人の韓国軍捕虜が、いまだに送還されていないものと推定される。

▲帰還韓国軍捕虜の待遇は〓政府が1999年2月に施行した「韓国軍捕虜の待遇等に関する法」によると、帰還韓国軍捕虜には捕虜になった日から帰還時までの期間にあたる給料と退職年金を受け取る権利がある。

兵士は年金を受けることができないが、同法によって入隊の日から3年が経過すると、下士に任用されたと見て、下士4号俸水準の報酬と軍人年金が支給される。

また、帰還韓国軍捕虜が提供する情報の価値によって、最高2億5000万ウォンまで特別支援金が与えられる。さらに、北朝鮮抑留期間の行績を1〜3等級に区分して、1等級32坪、2等級25坪、3等級20坪規模の家を提供する。



egija@donga.com