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企業の不法談合を届け出た情報提供者に史上最高額の褒賞金が支給

企業の不法談合を届け出た情報提供者に史上最高額の褒賞金が支給

Posted June. 16, 2005 03:05,   

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企業の不法談合行為を届け出た情報提供者を対象に、6000万ウォンを超える史上最高額の褒賞金が支給された。

公正取引委員会(公取委)は15日、溶接棒メーカー6社の価格談合引き上げを届け出たA氏に、6687万ウォンの褒賞金を支給したと発表した。これは、これまで政府が支給した褒賞金のうちで一番多い金額だ。

溶接棒は造船、自動車、建設など重装備産業で主に使われる溶接素材で、国内ではこの6社が事実上市場を寡占している。

公取委は、溶接棒メーカーの価格談合の事実を全く知らずにいたが、昨年7月、A氏の情報提供で調査に着手した。A氏が談合に参加したメーカーの関連役職員や談合を話し合った場所、合意内容など決定的な証拠が入っている資料を書面で通報したもの。

公取委は10ヵ月間の確認調査を経て、疑いの事実を確認し、先月、談合に加わった現代(ヒョンデ)総合金属、高麗(コリョ)溶接棒、朝鮮(チョソン)船材、セアエソップ、韓国神戸溶接、サムミョン金属の6社に対して、是正命令とともに計41億8700万ウォンの課徴金を賦課した。

公取委がこれまで企業の不法談合行為の情報提供に対して褒賞金を支給した例は、合わせて4件だった。このうち、昨年12月、二輪車代理店の不当共同行為の情報提供者に890万ウォンが支給されたのが最高額だった。

公取委の関係者は、「警察や国税庁が不法行為や脱税行為の情報提供者に支給する褒賞金などを含めても、今回の褒賞金が最高額だ」と説明した。

同関係者はまた、「届出褒賞金制度は、相互牽制を通じて企業の不法談合行為を自ら監視するようにする効果がある。カルテル届出の活性化のため、情報提供者の身元に対しては徹底的に秘密を保障している」と付け加えた。



changkim@donga.com