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北朝鮮、国際電話にトラブル

Posted May. 13, 2005 23:19,   

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4月初めから、外国から北朝鮮内にかける国際電話があまりつながらなくなっていると、貿易関係者が伝えた。

13日、中国北京に本社を構えるある企業によると、平壌(ピョンヤン)の賃加工工場にかける場合は問題ないが、北朝鮮内の他の企業との国際電話はなかなかつながらないという。

特にこうした通話障害は今年3月、北京にあった北朝鮮の対外経済活動機関である「民族経済協力連合会(民経連)」が引き上げてからひどくなったものとみられる。

同日の朝日新聞は、平壌市内のある外国貿易会社に設置されていた国際電話の回線が最近撤去され、ファックスも逓信省傘下の国際通信センターに移されたことを報じた。ファックスによる通信で逓信省傘下の機関を介するようにしたのは、「情報検閲」をしやすくするための措置と考えられる。

そのため、同社は中国との業務連絡を国際通信センターが仲介するファックスのみで行っている。

しかし、平壌に事務室を置くロシアの貿易会社は特に通話障害はないと話している。

専門家は「北朝鮮当局が外国への情報漏れをコントロールするため、国際電話が設置されている機関や企業に対し、差をつけて通話を規制しているのではないか」と分析している。

北朝鮮で民間に国際電話が設置されているのは企業だけであり、それも1台に制限されている。



hanscho@donga.com