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初日は日没サスペンデッドの中、首位はクリス・ディマルコ マスターズ大会

初日は日没サスペンデッドの中、首位はクリス・ディマルコ マスターズ大会

Posted April. 08, 2005 23:16,   

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第69回マスターズも、今季米プロゴルフ協会(PGA)ツアーを苦しめている悪天候に見舞われた。5回もスタートチームの出発時間が延期されたすえ、当初の予定より5時間30分遅れた8日午前2時30分(韓国時間)に始められた。結局、第一ラウンドは日没で93人の選手のうち24人のみが試合を終了したまま、日没サスペンデッドとなった。今季に入って行われた15大会のうち、雨のため運営がスムーズでなかった大会は9大会。

●「ビック4」の序盤順位は2強2弱

大会2連覇を狙うフィル・ミケルソン(米国)選手と世界ランキング1位のビジェイ・シン(フィージ)選手は並んで4位タイ(11番ホールまで2アンダー)、一方、通算4回目の優勝に挑むタイガー・ウッズ(米国)選手は36位タイ、人生初の「グリーンジャケット」に12回目の挑戦をするアーニー・エルス(南アフリカ共和国)選手は47位(11番ホールまで3オーバー)につけた。

4人とも1ラウンドの残りホールが6つ以上残っているため、条件はあまり変わらないが、とりあえずミケルソンとシンは余裕、ウッズとエルスは予選脱落するかも知れない状況だ。

「タンク」の異名を持つ崔京周(チェ・ギョンジュ、ナイキゴルフ)選手は昨年に単独3位につけた底力を発揮し、11位タイ(12番ホールまでイーブンーパー)で善戦し、「サイコグリップ」の名で有名なクリス・ディマルコ(米国)選手は、14番ホールまでで4アンダーで、「ビックリの首位」に出た。

○雨に濡れても速い「ガラスのグリーン」

雨量2センチの少なくない雨が降ったものの、「自動車のボンネット」に比べられるほど速くて硬いオーガスタナショナルゴルフクラブの「ガラスのグリーン」は相変わらずだった。これは18ホールのグリーンの下側に設置されたサブエアシステムのおかげ。通風とヒッティング装置が水気を取り除き、微細な振動装置は雨粒によってグリーンが凹むことがないようにする。

このサブエアシステムの最大の被害者はウッズだった。13番ホール(パー5、510ヤード)で2オンに成功したウッズは、グリーンが濡れて遅いと判断したのか、下り坂でのイーグルパッティングをやや強く打ったが、ボールがグリーンを外れて小川に落ちてしまった。1罰打を受けたウッズは、イーグルチャンスでかえってボギーを叩く羽目になった。

●「優勝者一生出場権」再び議論の的

第一ラウンドで1970年の優勝者ビリー・キャスパー(73、米国)選手が「素人の週末ゴルファー」水準の34オーバーの106を記録すると、「歴代優勝者一生出場権」の問題が再び、まな板にのせられた。

キャスパーは16番ホール(パー3、170ヤード)ではボールを池に5回も落としてから、11打目にしてオングリーンさせた後、3パットで14打目にしてホールアウト。これは従来の16番ホール最多打数(11打)と18番ホール最多打数(95打)を同時に塗り替えたことだが、スコアカードを提出しなかったため失格で処理され、不名誉は免れた。

マスターズ組織委員会は、「競争力のない60歳を過ぎた歴代チャンピオンが出場するのは問題が多い」という世論を受け止めて、70歳を越した3人に対し出場を控えることを要請する手紙を出したが、キャスパーは今大会出場を強行した。



ysahn@donga.com