Go to contents

具台晟、大リーグデビュー戦で完璧ホルド

具台晟、大リーグデビュー戦で完璧ホルド

Posted April. 05, 2005 23:09,   

한국어

5日、米シンシナティ・グレートアメリカンボールパークで行われたニューヨーク・メッツとシンシナティ・レッズのシーズン初試合。メッツが6—4でリードしていた8回、具台晟(ク・デソン)投手がマウンドに上がった。

シンシナティの初打者のディアンジェロ・ヒメネスとは8球までいく綱引き。外側のストライクゾーンにぎりぎりかかる球速124キロもフォークボールで三振を奪った。次の打者はケン・グリフィーJr(35)。1989年デビュー以後、本塁打501本、通算打率0.292、12回もオールスターに上がった米大リーグ暦17年のスラッガー。

初球のカーブボールでストライクを取った具台晟は、2球目は体側の138キロの直球を投げ、192センチ100キロの巨体グリフィーJrが振るったバットは空振りに終わった。

3球は、体側の140キロの直球。グリフィーJrはバットも振るえないまま、立っていた。3球三振だった。4万2794人が埋め尽くしたスタンドは瞬間沈黙に包まれた。

具台晟は夢に描いていた大リーグデビュー舞台で、幻想的なピッチングで初めてのホールドを記録した。具台晟はペドロ・マルチネス投手、メニ・アイバ投手に続いてチームの3番目の投手として登板し、1イニングを奪三振2つを含めて無安打無失点で収めた。

ヒメネス、グリフィーJrを相次いで見逃し三振で処理した後、左腕打者のショーン・ケーシーには4球目のスライダーを投げて、投手前のゴロを誘導した。投球数15個のうち、ストライク11個の大胆なピッチングだった。最高球速は142キロ。

メッツは具台晟に続いてマウンドに上がったブレイデン・ルーパーが9回、アダム・ダンに同点2点本塁打、ジョー・ランダ選手にサヨナラソロ本塁打を許し、6—7で逆転負けした。

具台晟は、「あのような重要な瞬間に、私をマウンドに立たせてもらえるとは思わなかった。数多くの観衆のため戸惑った。グリフィーJrを迎えたときは緊張した」とデビューの感想を打ち明けた。

抑えのルーパーの不振で、デビュー初勝利を飛ばしたウィリー・ランドルフ監督は、「有名な打者を無気力にしたことそのものがすごいピッチングだった」とし、グリフィーJrを3球三振に取った具台晟を高く評価した。



kimsk@donga.com