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中国西部の大開発、5年間の成績表

Posted April. 04, 2005 23:03,   

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中央政府が事業に直接投入した資金は4600億人民元(約55兆2000億ウォン)で、地方交付税と事業補助金などの間接支援金は5000人民元(約60兆ウォン)だ。

これは、中国が西部を開発するために2000年から今年初めまでに注ぎ込んだ金額だ。

中国政府が立ち後れた西部を発展させて、東西間の貧富の格差を縮小するという目標のもとで実施している「西部大開発」政策。四川、貴州、雲南、甘肅、陜西省と新疆ウィグル自治区、広西壮族自治区などがその対象地域で、中国全体面積の70.5%にのぼる地域だ。

50年もの大事業のうち、基礎的な社会間接資本(SOC)の構築段階である初めの5年が、これから最終段階に入っている。貧富の格差を縮小するという目標はまともに行われたのだろうか。

▲インフラは「派手」に〓100兆ウォンを超える金を投入しただけに、SOCは確かに良くなっている。西部地域の高速道路は2003年現在で7069kmで、西部大開発政策以前の1999年(2529km)に比べて2.8倍に増えた。一般包装道路も同期間23%増えて5318kmになった。

2003年インターネットのユーザー数は708万人で、1999年の26倍へと大幅増加しており、携帯電話の使用者も同期間6倍以上増えた。

SOCが整いつつ経済状況も良くなっている。2003年西部地域の国内総生産(GDP)は2764億ドルで、1999年に比べて1.5倍に増えた。同期間の対外貿易総額も2倍に跳ね上がった。

▲中身は「脆弱」〓しかし、いざ主な目標だった東部との「貧富格差の解消」は実現できなかったことが調査された。

中国経済時報が先月10日に実施した世論調査の結果、「西部大開発政策推進後、東西の地域格差がさらに大きくなった」という回答者が60%を超えた。

インフラが構築されつつ西部地域が急ピッチに成長したが、すでに産業インフラが整った東部は西部よりもっと早く発展したからである。

新聞によれば、東西地域間の経済成長率の格差は1999年2.54%ポイントから2002年8.39%ポイントに広がった。1人当りのGDPは1998〜2002年、西部が33%(498ドルから663ドル)増えたのに対して、東部は41%(1212ドルから1704ドル)も増加した。



lovesong@donga.com