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盧大統領、「意見が異なる相手も尊重する」

盧大統領、「意見が異なる相手も尊重する」

Posted March. 02, 2005 22:38,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は2日「自分と意見が異なる人たちや、自分を攻撃する人を認めて尊重することは決して容易ではないが、民主主義を信奉するだけに、必ず相手を尊重するようにする」と強調した。

盧大統領は同日、ミレニアムソウル・ヒルトンホテルで開かれた第37回国家朝食会・祈祷会に参加して「民主主義の核心は対話と妥協、和解と包容だ。自分と異なる意見を持っているときには、対話と妥協で合わせるように努力する」として、このように述べた。

盧大統領の同日の発言は、自分を批判する相手に攻撃的に対応してきた従来のリーダーシップパターンから脱するという意志を示したものと受け止められる。

去年8月の夏休みの時は参謀たちに対して「すべてのことを無条件包容しろという話をよく聞くが、それは事実上間違っていて歪曲されたことを、そのまま受け入れろという要求と同じだ」と述べたが、当時とはすっかり様変わりした姿だ。

同日の祈祷会で盧大統領は「すべての人が一つの意見を持つことは難しいが、ルールに従って選挙をして、票決した結果を受け入れ、敗者は再び審判を受けて勝者になることができる機会を持つことが民主主義の原則であると同時に道理だ」とし、「この原則に充実に従うつもりだ。そうできるように、私の良心が目覚めていて勇気を持ち、何ものにも屈せず節制するように祈ってほしい」と述べた。

また、盧大統領は「政治が地域に分裂されてお互いに反目するとき、私が地域感情の片方に立たずに分裂に加わらない勇気を与えたくれたことに感謝する」と話し、「今は葛藤が多いが、この葛藤をうまく解決し反目をうまく統合して、国民が一つになることができる知恵と力をください」とも祈祷した。

一方、大統領府は同日、忠清南道禮山郡(チュンチョンナムド・イェサングン)にある尹奉吉(ユン・ボンギル)義士の祠である忠毅祠にかかった朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領の親筆懸板が破損された事件に対して、遺憾を示した。

金鍾民(キム・ジョンミン)報道官は「朝、一日懸案点検会議で参席者たちの間で『今は革命の時期ではない。気に入らない問題があっても法的、民主的手続きに従わなければならない』とする意見が多かった」と紹介した。大統領府が個別事件に対して意見を表明したのは、非常に異例なことだ。



金正勳 jnghn@donga.com