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またしても跳ね上がる原材料価格

Posted February. 21, 2005 22:59,   

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▲「原材料の需給逼迫」再燃するか〓現代(ヒョンデ)ハイスコと東部(トンブ)製鋼、ユニオンスチールなどは、最近、冷延鋼板と亜鉛メッキ鋼板の製品価格を1t当たり6万〜7万ウォン引き上げた。日本から輸入する熱延鋼板の価格が1t当たり50ドル高い600ドルに決まったからだ。

また、国内の造船メーカーが日本から輸入する今年4〜9月の船舶用フラット(flate)価格も1t当たり50ドル高い670ドル台に決まった。これを受け、POSCOと東国(トングク)製鋼など、国内のフラット生産メーカーも近いうちに価格に引き上げに足並みをそろえるものと予想される。

鉄鉱石の価格も跳ね上がる見通しだ。

POSCOによると、豪州のBHP、ブラジルのCVRDなどの鉱山会社と鉄鉱石の価格交渉を行っているが、高すぎる価格を要求しているため難航を極めている。昨年より65%値上げした1t当たり38ドル台で交渉がまとまるものと見る向きもある。

鉄鋼材のもう一つの原料である粘結炭(有煙炭)価格は、すでに2倍以上値上がりしている。POSCOが昨年末契約した粘結炭の輸入価格は1t当たり125ドルで、1年前より119%も跳ね上がった。

また、亜鉛価格は1t当たり135ドルで昨年の第4四半期より21.3%、1年前より26.2%値上がりした。最近の亜鉛価格は1997年以来8年ぶりの最高のものだ。

張尚植(チャン・サンシク)貿易研究所の首席研究員は「昨年1度原材料の値段が急騰した状態で、今年新たに値上がりし、造船、自動車、家電メーカーの負担が大きい」と述べた。

▲原材料価格なぜ上昇するか〓中国を中心に需要は急増する反面、供給はなかなか増えていないからだ。

昨年中国の鉄鋼財輸入は、製品別に5〜12%増加し、世界一の増加率となった。造船産業が好況を向かえ、昨年韓国のフラット輸入量も前年比62.7%も増えている。

それに対し、装置産業である鉄鋼材と非鉄金属加工業の特性上、増産が難しいため、需給バランスの悪化が続いている。

これを追い討ちをかける形でドル安も原材料輸出企業の価格引き上げ要因となっており、鉄鋼材の場合、今年上半期にPOSCOと日本のJFEスチールなど、大型高炉会社が改善・補修に入り、生産量が減るということも価格の値上がりに拍車をかけている。

▲コスト削減に必死〓鉄鋼製品がコストの12%を占める造船業界はフラット価格が10%値上がりすれば、営業利益率が2%低下するものとみている。

このため、これらの会社は今年からフラット価格の変動分を価格に上乗せする「原価連動型受注方式」を採用する方策を進めている。

現代(ヒョンデ)自動車も、最近鉄板金型を行う際に、副産物を最大限減らすやり方を工夫するなど、コスト削減に必死となっている。



高其呈 金斗英 koh@donga.com nirvana1@donga.com