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趙紫陽への再評価をめぐる対立

Posted January. 24, 2005 22:55,   

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趙紫陽・元中国共産党総書記の葬儀日程をめぐる遺族と当局の協議が、同氏の死亡から8日目を迎えても、進展を見られずにいる。

北京のある消息筋は24日、「遺族が追悼文に趙紫陽元総書記への再評価を含ませることだけでなく、北京の八宝山革命公墓で行なわれる告別式に、弔問客の出席を制限しないことを追加要求した」と伝えた。だが、中国政府はこれを受け入れず、葬儀日程も決まらずにいるとのこと。香港と台湾の一部マスコミが、25日ごろに葬式が行われるだろうと報じたが、「現在のところ、何も決定されていない」と同消息筋は付け加えた。

遺族は又、趙紫陽元総書記の正確な死因を確認するため、担当医師との面談を求めたが、当局はこれも許可せずにいるもようだ。同消息筋は「同氏は持病で死亡したというが、遺族は医師から正確な見解を聞きたがっている」と話した。

また「趙紫陽元総書記夫人は現在、夫が亡くなったことを知らずにいる」とし、「遺族が衝撃を考慮し、依然として知らせずにいる」と伝えた。公安当局は21日から遮断していた趙紫陽元総書記の自宅に設けられた斎場への一般人の弔問を、24日から再び許可している。

一方、香港成報は、中国当局が告別式の当日に追悼のあいさつの代わりに、新華通信社を通じて「趙紫陽同志の生涯」という文を発表しようとしているが、内容をめぐって遺族と対立している、と伝えた。

党は、趙紫陽元総書記が1989年の天安門事件当時、政治的な失敗を犯したとの内容を含ませることを主張したが、遺族は「それなら、89年に自宅軟禁されていたという事実も含ませるべき」とし、激しく対立したとのこと。また、香港明報は、万里や喬石・元全国人民代表大会(全人大)常務委員長、田紀雲・元全人大副委員長らの長老が、党指導部に趙紫陽元総書記の葬式について、生前に務めていた職責に相応しい形で公正に行ってほしいと求めたと報道した。

しかし、他の各マスコミは、告別式に胡錦濤総書記と呉邦国全人大常務委員長、温家宝首相は花輪だけを送って欠席するとし、党政治局員クラスだけが出席するもようだと伝えた。



黃有成 yshwang@donga.com