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韓国人拉致説、韓国政府は「関連資料・情報ない」

韓国人拉致説、韓国政府は「関連資料・情報ない」

Posted January. 10, 2005 22:41,   

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韓国政府は10日、「韓国人2人がイラク内で拉致(らち)された」とされた情報について、「現在、この情報を裏付けられる、いかなる情報・資料もないことが確認された」と明らかにした。

李揆亨(イ・キュヒョン)外交通商部報道官はこの日、ソウルの政府中央庁舎・別館で、ブリーフィングを行い「イラク政府と多国籍軍の司令部、クルド人の自治区、米国とクウェートなど関連諸国、カタールの衛星テレビ『アル・ジャジーラ』や『アル・アラビヤ』のような主要テレビ局を通じて調べた結果だ」とし、このように話した。

李報道官は、「イラクの周辺諸国を経由し無断でイラク入りした韓国人がいるかどうかを、出入国関連の記録を通じて確認しているが、これについての成果も、いまのところない」と付け加えた。同報道官は、また一部のマスコミで「韓国人の人質は女性」という推測が流れていることについては「アラビア語で人質という単語が女性形であるため、そうした見方が出ていたようだ」とし、「しかし、政府としては、実際拉致があったのかどうか、(拉致があったとすれば)拉致された人が女性なのか男性なのか、わからない」と話した。

政府はこれに先立って同日午前、外交通商部、国防部、国家情報院の関係者たちが参加した中で、国家安全保障会議(NSC)事務処主導の関係省庁緊急対策会議を開いた。



夫亨權 bookum90@donga.com