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[社説]政権3年目「国政大転換」求められる

[社説]政権3年目「国政大転換」求められる

Posted December. 16, 2004 23:07,   

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早ければ今月末頃に内閣改造がありそうだという。入れ替えの幅と対象省庁をめぐって様々な噂が飛び交っているが、「人事要因があるから」という形での内閣改造では困る。今は政権3年目を控え、国政運営の大転換が切実に必要な時期だ。

この2年間の国政運営は失敗だったとするしかない。大統領の業務遂行に対する支持度が20%台に止まっていることが端的な証拠だ。外交安保はもちろん、経済と民生、どれ一つまともにできたことがないというのが、国民の絶対多数の評価だ。それなら変えなければならない。まず大統領から、国政に対する認識と運営スタイルを変えなければならず、大統領府と内閣も、もっと能力があって実用的な人物たちに変えなければならない。

残り3年を、過去2年のように過すわけにはいかない。生活問題は後回しにして、改革ばかり叫ぶのに国民はうんざりしている。経済は失墜して、失業者が溢れるにもかかわらず、いつまでも派閥争いと過去史暴露による主流勢力の入れ替えにばかりこだわっているのか。これ以上続けるな。

ところが、鄭燦龍(チョン・チャンヨン)大統領人事首席秘書官は「雰囲気の刷新や局面転換用の内閣改造はない」と言った。「長官のなかに長すぎたり、疲れた方がいたら内閣改造の対象になる」と言った。まことに安易な認識だ。国政の置かれた状況が、それ位で解決できると思っているのなら、もう後は絶望だけだ。新年にも、そしてその翌年にも、人々は声だけ騒々しい改革の掛け声の中で「国民の役をやるのも本当に大変だ」と言う自嘲の言葉を口にするかもしれない。

試行錯誤も、恨晴らしも、やるだけやった。これからは国を正常軌道に乗せなければならない。国民が共感できるビジョンと発展戦略を示して、実事求是の精神と統合のリーダーシップで国民を一つに結束しなければならない。そしてみんなに「明日は今日より良くなるはずだ」という希望を持たせなければならない。今回の内閣改造は、その第一歩にならなければならない。国民の忍耐力をこれ以上試そうとしてはならない。