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来年の経済成長率4%の見通し

Posted December. 09, 2004 23:25,   

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韓国銀行(韓銀)が来年の経済成長率を4.0%と予想した。また、今年度の成長率を当初の展望値(5.2%)より低い4.7%へと見直し、政府目標値(5.0%)を大きく下回ると予想した。

韓銀は9日、「05年経済展望」を通じて、来年の国内総生産(GDP)成長率を上半期(1〜6月)3.4%、下半期(7〜12月)4.4%と年間ベースで4.0%と展望した。これは国内外の主要経済予測機関が発表した来年成長率の展望値の中で、三星(サムスン)経済研究所の3.7%に次いで低い数値だ。

朴昇(パク・スン)韓銀総裁は、「経済状況は今よりさらに悪くはならないだろうし、来年下半期から景気が緩やかに回復に向かうだろう」と述べた。朴総裁は、「成長率の数値よりさらに重要なのは民生である。現在、国民は雇用のない成長のため苦しんでおり、こうした苦痛は5年、10年間続くかも知れない」と主張した。

一方、韓銀金融通貨委員会(金通委)は同日、年3.25%のコール金利(金融会社間の超短期取引金利)の凍結を決定した。こうした金通委の決定は、金利引下げによる景気テコ入れ効果が不透明な上、資本の海外流出の可能性が高くなっているとの判断のためと見られる。

韓銀は来年、輸出と建設投資が大きく鈍化し、民間消費の回復もなかなか進まないと予想した。来年の輸出増加率(通関基準)は7.3%で、今年(31.2%)より大幅に低く、GDPの半分以上を占める民間消費は1.8%増に止まるものと予想された。経常収支の黒字規模は輸出鈍化により、今年275億ドルから来年は160億ドルへ減少する見通しだ。



李康雲 kwoon90@donga.com