まさに「地獄のレース」が繰り広げられる。世界最高の米プロゴルフ（ＰＧＡ）ツアーと米女子プロゴルフ（ＬＰＧＡ）ツアーの来季出場権がかかっているクォリファイングスクール（Ｑスクール）が、その舞台だ。
今年、緊張の中で「テスト」を受ける韓国選手は計１３人（男子２人＋女子１１人）。果たして誰が米国ツアーでプレーできる幸運を手に入れるのだろうか。
▲どういうふうに行われるのか〓ＰＧＡツアーは米国カリフォルニア州ラキンタのＰＧＡウェストゴルフ場で、ＬＰＧＡツアーはフロリダ州デイトナビーチのＬＰＧＡインタ−ナショナルゴルフ場で２日から行われる。
合わせて１７０人が出場するＰＧＡツアーは計６ラウンド１０８ホール、１３７人が出場するＬＰＧＡツアーは５ラウンド９０ホールの「マラソンレース」を繰り広げる。両方とも３０位（２５位までフルシード、２６位から３０位まで条件付きシード）が「ボーダーライン」となる。
▲第２の崔京周と朴セリを夢見る〓ＰＧＡではホ・ソクホ（李ドンス・ファッション）とウィ・チャンス（米国名チャリー・ウィ）が崔京周（スーペリア・テーラーメード）とナ・サンウク（コーロンエロード）に次いで３番目のＰＧＡメンバーに挑戦する。
ＬＰＧＡでは金ジュミ（ハイマート）をはじめ、李ミナ、宋ナリ（宋アリの姉）、イム・ソンア（ＭＵ）、李ソンファ、ベ・ギョンウン（以上ＣＪ）、チョン・イルミ、李ソンヒ、オ・ソンヒョ、ジェニ朴、ヨ・ニンソンの計１１人がテストを受ける。
この中で最も関心を集めている選手はホ・ソクホと金ジュミ。今年、日本で賞金ランキング４位のホ・ソクホは、１４日から現地で猛訓練を行っている。０２年と昨年の２年、連続して１、２ラウンドをうまく押さえたにも関わらず、最後のところで崩れた点を勘案し、今年は体力を集中的に補った。米国へ向かう前、パゴダ公園で年寄りのための配食ボランティアをしながら心を落ち着かせたというホ・ソクホは、乳がんで闘病中の母親に最高のプレゼントを贈る覚悟だ。
金相洙 ssoo@donga.com
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