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為替レートショック・・・来年成長率3%台墜落の恐れ

為替レートショック・・・来年成長率3%台墜落の恐れ

Posted November. 28, 2004 23:00,   

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ウォン高が急激に進み、来年の経済成長率が当初の予測をはるかに下回るようになるだろう、との見方が出ている。中央銀行の韓国銀行(韓銀)が28日に発表した資料「ウォン高による影響の分析」によると、他の景気関連要素が変わらないと前提し、年間ベースにウォンの価値が1%上昇した場合、国内総生産(GDP)成長率は0.05%下落する。

ウォンの価値は、10月1日から今月26日にわたって10.0%上昇した。こうしたウォン高が1年間にわたって持続した場合、輸出減少などでGDP成長率は0.5%下落するとのこと。経済専門家は、景気沈滞が進むなかドル安が続く場合、輸出が急激に鈍り、来年、景気下降の幅が予想よりはるかに大きくなるだろう、と見込んでいる。

JPモルガンはこの日、来年第1四半期(1〜3月)には1ドル=1000ウォン(約100円)、第2四半期(4〜6月)には1ドル=980ウォンになるだろう、との見方を示した。CSFB証券は、アジア経済展望報告書を通じて、3カ月後のウォン−ドル為替レートの予測値を、以前の1100ウォンから995ウォンに下方修正し、アジア通貨のうち為替レートの下落幅が最も大きくなるものと見込んだ。

韓銀は12月初旬に来年の成長率予測値を発表する予定だが、最近の為替レートの急落傾向によって、成長率予測値を下方修正しているものとされる。民間経済研究所は△今年第3四半期(7〜9月)の成長率が4.6%に落ち込んだ点△最近の為替レートの急落傾向−−などから、来年上半期の成長率が「3%台」に墜落する可能性が大きい、と判断している。

三星(サムスン)経済研究所・金京源(キム・ギョンウォン)常務は「来年の輸出は、情報技術(IT)交代の需要が締めくくられることによって鈍化が不可避だったが、為替レートの急落でさらに厳しくなる見通し」だとし「比較時点である今年上半期の成長率が5%台と、高いことから、来年の成長率は低くならざるを得ない」と説明した。



李康雲  kwoon90@donga.com