人のパターで１００万ドルの持ち主になった。
２８日、済州中文（チェジュ・ジュンムン）ＧＣ（パー７２）で行われた米プロゴルフ（ＰＧＡ）ツアー公認大会の０４シンハン・コリアゴルフ選手権（賞金総額３５５万ドル、優勝賞金１００万ドル）の最終ラウンド。
エラン・オーバーホルザー（２９、米国）は５バーディー、２ボギーで３打を減らし、合計４アンダー２８４で、ナ・サンウク（２０、コロンエロード）とミゲル・アンヘル・ヒメネス（スペイン）を２打差で引き離し優勝を占めた。
勝負が決まったのは、１２番ホール（パー４）。１打差で２位だったヒメネスが、１位タイへ跳躍できた１メートルものバーディーパッティングのチャンスで、信じられない３パットでボギーを叩いたのが決定的だった。むしろ、２打差で首位に上がったオーバーホルザーは１３番ホール（パー３）でバーディーを奪って、勝負を確定付けた。
今年ＰＧＡツアー賞金ランキング５２位（１３５万ドル）のオーバーホルザーは、２部ツアーで２勝を上げた後、昨年ＰＧＡツアーに入門した無名選手。ＰＧＡツアー優勝なしに、今年５月ワコビア選手権で準優勝をしたのが最高の成績だった。
彼はＰＧＡ公式ツアーではなかったものの、ＰＧＡ選手が大勢参加したシンハン・コリアゴルフ選手権での優勝で、デビュー２年目にして頂上に上がる喜びを味わった。
彼の初優勝は紆余曲折のすえ実現した。第１ラウンド１０番ホールで３パットでボギーを叩いた後、怒りを抑えきれずにパターを地に打ち下ろして壊したのだ。残りのホールをピッチングウェッジでパッティングしたにも関わらず、第１ラウンドをイーブンパーで終えた彼は、第２ラウンドから第４ラウンドまで仲間のトム・ファーニスジュニアのパターを借りて使った。
人のパターで１００万ドルを手にしたオーバーホルザーは、「パターを貸してくれたトムにワインをプレゼントする」と笑った。
首位と２打差の３位で試合を始めたナ・サンウクは、４バーディー、２ボギーで２打を減らして、今年参加した大会の中で、最高成績の２位タイ（２アンダー、２８６）に上がった。彼は、「序盤にスコアを伸ばせなくて優勝できなかった。しかし、今大会で多くのことを得て帰る。特に、ファンの応援は忘れられない」と話した。
崔京周（チェ・ギョンジュ、シューペリア・テーラーメード）は２８位（１１オーバー、２９９）で振るわず、ヤン・ヨンウン（カスコ）は１１位タイ（３オーバー、２９１）、チャン・イクジェ（ハイトビール）は２６位タイ（１０オーバー、２９８）、朴ノソク（Ｐ＆ＴＥＬ）は３３位タイ（１６オーバー、３０４）。
金相洙 ssoo@donga.com
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