ライオン(三星)とベア(斗山)がプレーオフで会った。
両者がポストシーズンで会ったのは、01年、韓国シリーズ以後3年ぶり。当時、正規シーズンで3位だった斗山(トュサン)は韓国シリーズで、戦力が劣っていたにもかかわらず、三星(サムスン)投手陣を打ち崩し、4勝2敗で優勝を獲得した。金応竜(キム・ウンリョン)監督の韓国シリーズ初敗北でもあった。
今年も状況はほぼお同じだ。正規シーズン3位の斗山が「挑戦者」で、戦力面で一枚上手と評価される2位の三星は挑戦を受ける状況。斗山は一塊となった選手団の雰囲気が01年と似ており、三星としては不安でしかない。
●百戦老将VS初心者
あらゆる経験を積んできた「象」金応竜監督(63・三星)と、覇気満々の若手監督、金ギョンムン(46・斗山)。金ギョンムン監督は初心者だが、知略は手強い。彼の駆使する作戦をみれば、選手把握に隙間がないのが分かる。「信じる野球」を繰り広げるので、選手たちの士気は天に達するぐらいだ。「勝つ野球」を志向する金応竜監督のスタイルは、短期戦では無敵を誇ったが、01年韓国シリーズでは、「信じる野球」の金寅植(キム・インシク)監督に敗れたことがある。
●陳甲龍VS洪性フン
二人は韓国プロ野球の最高の攻撃型捕手。特に、最多安打王(165個)に輝いた洪性フンは、準プレーオフ第2戦での決勝満塁本塁打で上昇傾向にある。
二人は1999年、斗山で同じ釜の飯を食った縁を持っている。当時、ルーキーだった洪性フン(ホン・ソンフン)がチームの正捕手に浮上するや、陳甲龍(チン・ガブヨン)はチームにトレードを要求して三星に移籍し、「成功時代」を切り開いた。
●記録VS記録
記録では三星が優勢(表参照)。長打力が優れており、投手力もクォン・オジュン−クォン・ヒョク−林昌勇(イム・チャンヨン)と揃った投手陣は、鄭成勳(チョン・ソンフン)−李ヘチョン−ク・ジャウンの斗山より頼もしい。
しかし、今年の対戦戦績では、斗山が10勝8敗1分で勝っており、カード別投打記録でも斗山が優勢だった。金ギョンムン監督は、「三星との試合では、選手たちは自信感を持つて戦える」と述べた。
歴代準プレーオフで2連勝したチームが、プレーオフで勝つ確率は88%(8回のうち7回勝利)。
金相洙 ssoo@donga.com






