ライス米大統領補佐官は8日、「米国は北朝鮮の核開発を中断させるために、密かな措置を含む多様な手段と方法を取る」と述べた。
ライス補佐官は同日、米NBCテレビの番組「Meet the Press」に出演して、北朝鮮とイランの核兵器開発阻止への米国の外交努力が失敗したという指摘に対して、このように答えた。
ライス補佐官は、「米国は6者協議の枠組みを作り、その枠組みの中で北朝鮮の周辺国と共に、北朝鮮が国際社会の一員になるためには核兵器開発を放棄しなければならないと言ってきた」と強調した。
そして、北朝鮮核兵器開発の中断に向けた米国の手段には、「密かな措置」も含まれるのかという質問に、「ブッシュ大統領は、利用可能なすべての手段を検討する」と答え、米国が6者協議以外にも、他の方法を取り得ることを示唆した。
また、「北朝鮮とイランの核兵器開発計画を取り上げたのは02年1月の一般教書で、これら国家を『悪の枢軸』と述べたブッシュ大統領だ」としながら、「二国間問題を解決するために、積極的かつ攻勢的に関与してきた」と話した。
ライス補佐官は、イランの核兵器保有を容認するのかという質問には、「国際社会が容認するとは思えない」としながら、「国際原子力機関(IAEA)がイランを孤立させるか、さもなくば国際社会の意思に従うか、そのどちらかを選択するように求める厳しい声明を9月に採択するだろう」と述べた。
權順澤 maypole@donga.com






