「好成績を出せそうです」。
「国民的なマラソンランナー」である李鳳柱(イ・ボンジュ、三星電子、34)が15日、イタリア〜スイス〜ギリシャと続くアテネ五輪の最終練習の途につく。アテネ五輪は3回目出場する五輪であり、32回目のフルコース完走への挑戦ともなる。
李鳳柱は4月7日から大田儒城(テジョン・ユソン)〜中国昆明〜江原銫渓(カンウォン・フェンゲ)という4ヵ月程度のハードな練習を無理なくこなした。李鳳柱は、イタリアのブレシアで時差適応を兼ねた休み(15日〜19日)、スイスのサン・モリッツでの2次高地訓練(7月20日〜8月6日)、アテネ近くのシバでの現地適応練習(8月7日〜26日)を終えた後、30日午前1時(現地時間29日午後6時)にアテネ五輪のスターティング・ラインに立つ。次は、13日、京畿道華城(キョンギド・ファソン)にある三星電子陸上団での記者会見内容。
−アテネ五輪への覚悟は。
「アテネ・マラソンは歴史的な大会だ。そのため、個人的に期待が大きい。国民の念願を知っているために、プレッシャーも大きいが、好成績で応えたい」。
−江原道銫渓で40日間、毎日38〜40kmを走る練習をこなしてきたが。
「負傷せず練習を終えてうれしい。つらい時は家族を思い出した。今年末に二番目の子が生まれる。妻が一番目を身ごもった時は2002釜山アジア大会で優勝したが、今回も似たような状況で感がいい」。
—アテネのコースは最悪の難コースだ。戦略は。
「まだ具体的な戦略はない。現地適応練習をしながら、練習の成果をチェックし、戦略を樹立していきたい」。
一方、三星電子のオ・インファン監督は「李鳳柱が今年3月のソウル国際マラソンで2時間8分15秒で上半期の世界ランキング10位に名を連ねるほど体調がよくなった。暑さに強く、力と体力のいいスペイン、モロッコ、イタリア選手らと優勝を争うだろう」と予想した。
金晟圭 kimsk@donga.com






