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[社説]独島占拠を試みる「日本極右」の妄動

[社説]独島占拠を試みる「日本極右」の妄動

Posted May. 04, 2004 22:49,   

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日本のある極右団体が、独島(ドクト、日本名・竹島)の領有権を主張して上陸を試みているという。これまで日本政府関係者の妄言が、韓国を憤らせたことが数回あった。しかし、極右団体が独島を占拠する行動に出たのは、今回が初めてだ。日本側の挑発が、忍耐の限界を越えたようだ。

日本社会全般の保守右傾化の風が強いというが、果してこのようなやり方で隣国国民を刺激していいものだろうか。「竹島は我が領地」という日本の小泉首相の妄言が出たのが、わずか4ヵ月前だ。さらに今回は、極右団体が独島を占拠するというのだから、日本の良心は一体どこにあるのだろうか。

数多くの歴史的証拠と地理的事実、国際法的側面など、すべての面で独島は明白な大韓民国の領土である。日本は独島が紛争地域であることを国際社会に認識させて、後日領有権を認めさせようという腹づもりのようだが、そのような浅はかな術数では、真実を変えることはできない。

今回のことは、日本政府がまず極右団体の無謀な行動を阻止しなければならない。彼らが実際に独島上陸を敢行したなら、両国の公式関係の深刻な摩擦はもとより、国民間の葛藤も取り返しのつかないほど悪化する恐れがある。日本政府がそのような結果を望まないなら、賢明に対処することを望む。

韓国政府はこれまで、独島問題において慎重な対応で一貫してきたが、今回のことは場合が違う。日本の極右団体の不法行為の意思が明らかなだけに、政府も船の拿捕など、できる限りのあらゆる対策を準備しなければならない。当分の間、日本との外交摩擦を甘んじて受け入れるという姿勢が必要だ。政府は、断固たる対応を通じて、日本の他の団体が今後類似の試みをする考えを起こさないようにしなければならない。